あの「ゴルゴ13」を超えたという、「ベルセルク」・・・・。

 

三浦氏の絶望感という精神表現が何処まで、闇に深いのか・・・。

 

彼の深い、闇の世界というのが。

 

享年54歳で没してしまわれた、あの異能者と、最早、同じ歳月を生きていないのだと思うと。

 

三浦氏の心の疵の深さはどれだけで、そして、氏の絶望の深さは、地獄を超えた、その深さと闇・・・。

 

氏の爪の垢を煎じて服用したいと思うと同時に・・・・。

 

日本で暮らす、ビザ切れの在日外国人さんの労働が日本では認められていない。又、健康保険証すら持てない、彼らの絶句というべき、絶望の闇の深さがどれだけ深いのか、想像すると、夜も禄に睡眠がとれず、鬱病を罹患された、イラク人・・・。

 

全身やけど、75パーセントで、誰からの介助もなく、絶命された、インド人・・・。

 

無数の魂が今、不遇の死霊となって、日本の自然災害の原因にもなっているのではないのか、と私の霊感が叫ぶ・・・・。

 

今となっては、あの悪魔・悪霊たちが去ってしまった、藻抜けの私の心に、絶命の恐怖を叩きつけられた、三十年の空白の期間。

 

私が視たいのは、此の世の光・・・神ではなく、此の世に捨てられ、蹂躙され、誰の介助もなく、見捨てられていった、不遇の魂・・・・。

 

そういった、救済をするのは、それこそ、神様のお仕事だけれど。

 

私は貪欲な人間だから・・・。

 

軋む心に地獄の最下層が広がる、荒涼たる心象風景に・・・。

 

故・三浦健太郎氏が描いた、「ベルセルク」の世界の絶望と恐怖の物語という氏の渾身を込めた、魂の結晶が・・・、今、同じ時を氏と共に生きていないという、深く、まるで、肉親を失い、朋友を喪失したような、虚無感と絶望が・・・。

 

今の私に何の魂を揺さぶることなく、藻抜けた、恐怖と戦慄が起きない、私の身体に・・・。

 

最早、闘争という言葉でさえ、形骸した、56歳でベルリンの地下壕で自殺を遂げた、アドルフ・ヒトラー総統の最期の足掻きとヒトラーの絶望と、恐怖とその死が身近ではなくなった、今、私は只管、盆暗となり、ひと時の安堵と安心を何故、私の身体は求めるのか、私は見たかった。

 

悪魔・悪霊が襲った、この三十年間。

 

それ以上に深い、闇と絶望の世界を・・・。

 

じゃ