アウトロー
 
 
2012年 130分
監督  クリストファー・マッカリー
 
・あらすじ
真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、5名が命を落とすという事件が発生。警察は事件発生後1時間という早さで、元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ(ジョセフ・シコラ)を容疑者として拘束する。だが彼は容疑を全面否認し、かつて軍の内部で一目置かれていたジャック(トム・クルーズ)への連絡を求める。
 
・私の評価
☆6.0/10

Yahoo映画の評価 ☆ 6.8/10.0
IMDBの評価 ☆ 7.0/10.0
 
トム・クルーズ主演のアクション・サスペンス。
戦闘が強くて変わり者の探偵が、腕っぷしと頭脳を駆使して事件を解決していく・・・そんな話です。全体的にちょっと地味な映画かな?とは思ったんですけど、そこも含めてアウトロー感を楽しめました。
アクションもそこそこ、サスペンスそこそこ、って感じで、主人公のキャラクターを楽しむタイプの映画なのかもしれません。
 

・視聴前にこの映画に感じたこと
 
Huluの特集にあったトム・クルーズ特集から選んでみました。Huluの特集って正直これは…というのが多いのですが、それは今後に期待するとしまして。
そんなこんなで今回は「アウトロー」を見てみることにします。2作目も最近公開してましたよね。
未読ですけど原作小説があるみたいで、その主人公は本来トム・クルーズに似ても似つかない外見の存在として描かれていて賛否両論…というのは知っていました。
 
監督のクリストファー・マッカリーは「ユージュアル・サスペクツ」の脚本なども担当しているそうですけど、あまり詳しくはありません。
 

・視聴中に思っていたこと
 
・最初のシーン、銃で暗殺?誰か探してるのかな?からのまさかの無差別~!?でビックリ( ゚Д゚)
 
・警察の捜査の手際がなんか凄かったです。
 
・ジャック・リーチャーのアウトロー感がちょっと面白いです。Tシャツくらい変えようよ~(笑)
 
・ご飯とかどうしているんだろう、のような素朴な疑問がつきなかったです。
 
・射撃場のおじいちゃんがいい味出てます。
 
 
 

・見終わった直後、フワっとした感想
 
まずまず楽しめました。
探偵モノではあるんですけど、1番最初に犯人がわかるタイプでして、謎の男ジャック・リーチャーがいかにかっこよくハードボイルドに事件を解決に導くか、ということが主眼となっています。
アクションの見せ場もいくつかはあるんですけど、若干地味な感じはあります。それがリアリティを追及して地味になったという感じじゃなくて、昔風?のような印象を受けました。
どこか懐かしい感じというか、ちょっと昔の映画のような感触のある映画と個人的には思っちゃいました。
 

・で、印象に残ったあのシーンについて
 
冒頭の犯行シーンが割と好きです。緊張感もありますし、興味の持続に繋がりました。
 
あとはジャック・リーチャーが麻薬の売人の家に行った時、3人組に襲われるのですが、あそこのシーンは何とも言えない笑いがこみ上げてきます。「ホームアローン」的なといいますか、どういうポジションの映画なのか少し混乱できたのも良かったです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・ネタバレ付き感想
 
主人公の生態がよく分からないというのが魅力でもあるんですけど、しっくりこない感じもありまして。日常についてはまぁそういうものなので仕方ないとして、特によくわからなかったのが、最後の戦いで相手のスナイパーと戦う時に銃を捨てたのが…ピンときませんでした。あれは、彼が男の中の男ですよ、みたいなことでよいのでしょうか。
 
ちょっと気になったので、後追いで原作の方を調べてみると、下記のような主人公ルールがあるようです。
 
アウトロー7カ条
1. 職には就かない
2. 住居は持たない
3. 身分や居所を明かす物は持たない
4. 人とは絶対につながらない
5. 証拠は信じない
6. 法律は関係ない
7. 悪は決して許さない
 
なるほど、という感じですね。ということは全財産はポケットに?
 
色々見せ場は用意されているのですが、ハラハラと緊張感が持続するような感じではなく、ジャック・リーチャーのキャラクター性を際立たせる息抜きシーンも多くてノレるかノレないかで結構評価が分かれそう。
 
私としては、ジャック・リーチャーが何回も犯人に電話するところとか、上半身裸で近づいていって・・・でもソッチじゃないのね、みたいなところに関しては結構気に入りました( *´艸`)
 
続編があるので機会があればそちらも見てみようかな、というくらいには楽しみました(*'ω'*)