スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
 
 
2010年 112分
監督 エドガー・ライト
 

・私の評価
☆7.0/10

Yahoo映画の評価 ☆ 6.8/10.0
IMDBの評価 ☆ 7.5/10.0
 
バトルアクション風の青春恋愛モノコメディといいますか、何とも表現しにくい不思議な映画。
映画全編に渡って画面に表示されるゲーム的な画像演出と、コミックのページをめくることを意識したような編集テンポ、ギャグのつるべうちと、好き嫌いがわかれそうな気がします。
 
 
 
・視聴前にこの映画に感じたこと
 
「ブロークバック・マウンテン」でしんみりしたので、今回はカラッと明るくコメディジャンルの中から、本作を選びました。
エドガー・ライト監督というと、パッと思いつくのは「ホットファズ」「ショーンオブザデッド」で、どちらも面白かった記憶があります。
特にゾンビ映画大好きな私としましては、「ショーン・オブ・ザ・デッド」は大好きな映画の1つです( ゚Д゚)
その監督の作品ということで、これはもう見ておくしかないぞってことでした。
どうやら原作の漫画があるようですが、当然未読です。
 
 
 
・視聴中に思っていたこと
 
・セックス・ボブ・オムって(笑)SBOロゴのTシャツに笑いました。
 
・ゲーム風のエフェクトがちょいちょい入ってきます。元ネタとか分かればもっと楽しめそう…
 
・邪悪な元カレの中にキャプテン・アメリカでお馴染みのクリス様が!! 顔で気付かずにあの渋~い声で気付きました。
 
・斉藤祥太&慶太兄弟が登場してビックリ。有吉反省会で彼らを見ていたのでテンション上がりました(笑)
 
・ラストバトル熱い!
 

・見終わった直後、フワっとした感想
 
賛否両論ありそうかなぁ、とは思いますけど、私は大好きです(*'ω'*)
独特の編集テンポでエドガー・ライト感も満喫できますし、笑えるところはしっかり笑えて燃えるところは燃えます♪
スコット・ピルグリム(漫画・ゲーム)なるものに関しては全くの部外者なんですけれど、関係なく盛り上がれるのはやっぱり流石の一言です。
 

・で、印象に残ったあのシーンについて
 
やっぱり最後の戦いの印象はすごく残っています。
前に評した「スーサイド・スクワッド」のラストバトルとは対照的に、かっこいいわ可愛いわで盛り上がり感がありました。
さらに序盤の伏線が生きている「そっか、そうだよね!この2人はすごいんだヨ(#^^#)」っていうあの演出が、もうちょっと高まっちゃって泣けてきちゃうくらいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

・ネタバレ付き感想
 
全編にわたってゲーム的というかコミック的な画面効果を施してあるのですが、最初から最後まで徹底して出てきたので、見ているうちにこれはこれでアリかな、って思いました。
 
劇中終盤、カオスシアターに来ているお客が「映画よりコミックの方が正直面白い」っていうセリフを言うシーンがあるのですが、この映画はそんな観客に対して『君たちのためにコミック要素満載の面白い映画を』ってことじゃないかな?と思いました。
コミックで決め画を見る楽しさ、ページをめくる楽しさと映画ならではの動きや音楽の見せ方が融合しています。
「アベンジャーズ」とかでも、ヒーローたちが揃ったところで絵として止める、っていう演出があったかと思うのですが、この映画では戦闘シーンの至る所でその手の演出が入っていて、原作未読ながらちょっとワクワクしてしまいました。
 
テンポ良すぎる編集が、ページをめくって場面が変わるような独特の間になっているのも楽しかったです。
 
それとやっぱりラスト付近の展開が素直に盛り上がれたのが良かったです。
特にスコットくんとナイブスちゃんの連携プレイは、映画前半のシーンが伏線となっているのもあって最高でした(*'ω'*)
最後はナイブスちゃん(気付けてなかった現実的な幸せ)を振り切ってラモーナちゃん(理想の夢)を追いかける、そこでコンテニューが出るっていうラストもなるほど、と納得です。普通に話の流れを見るとナイブスちゃんの大切さに気付いて彼女とハッピーエンドかな、って思っていただけに意外な感じはありましたけど( ゚Д゚)
 
ただ元ネタがわからないものが多かったり(ゲームやコミック関連)、元彼との戦いが1人目は楽しかったんですけど、徐々にテンションが下がっちゃったというのもあって☆7にします。コミックも見てみたいな、と思いました(#^^#)