ブロークバック・マウンテン
2005年
134分
監督 アン・リー
134分
監督 アン・リー
・私の評価
☆7.5/10
Yahoo映画の評価 ☆ 8.1/10.0
IMDBの評価 ☆ 7.7/10.0
☆7.5/10
Yahoo映画の評価 ☆ 8.1/10.0
IMDBの評価 ☆ 7.7/10.0
とても良かったです。
アメリカの西部における同性愛者への迫害の背景とか、カウボーイって一体どういう存在の人なのかとか、そういった土地柄への知識があるとさらに楽しめるんじゃないかと思います。私は見終わった後から色々調べてみて、それで後から分かった映画の内容とかもありました。
アメリカの西部における同性愛者への迫害の背景とか、カウボーイって一体どういう存在の人なのかとか、そういった土地柄への知識があるとさらに楽しめるんじゃないかと思います。私は見終わった後から色々調べてみて、それで後から分かった映画の内容とかもありました。
・視聴前にこの映画に感じたこと
今回は前回からガラリとジャンルを変えて、Huluで現在開催中の特集『LGBT映画祭』からのチョイスです。
LGBTというと、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各語の頭文字ということで、映画のランナップを見ると同性愛がテーマの作品もあれば同性愛者が主役、もしくは重要な役で出てくる映画といった感じです。
LGBTというと、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各語の頭文字ということで、映画のランナップを見ると同性愛がテーマの作品もあれば同性愛者が主役、もしくは重要な役で出てくる映画といった感じです。
私の同性愛の思い出と言いますと、高校の時に隣の席の子がイナズマイレブンのエッチな絵をノートに書いているのを見てしまったくらいなものです(笑)。正直うといです。
今回はアン・リー監督作品の「ブロークバック・マウンテン」です。実は何度も見よう見ようと思って何年も経ってしまった作品なんです。
同監督で特に印象深かったのは「ライフオブパイ」。美しくも残酷なお話でしたよね~、良かったです。
同監督で特に印象深かったのは「ライフオブパイ」。美しくも残酷なお話でしたよね~、良かったです。
・視聴中に思っていたこと
・イニスとジャックの初結合シーンが生々しかったです…そういう流れなんだ!?ひゃ~~~( *´艸`)
・友情と愛情の不思議な関係。私の思っていたような同性愛っていより、友情の延長線上にある愛情っていう感じです。同性同士じゃなく異性相手なら私も似たような経験があって…。色々感じ入るところはありました。
・偽装結婚…っていう程じゃなくて、幸せを求めて結婚したんだなぁ~なんて思っちゃって、それだけに本当の幸せって何なのか、考えちゃいました。社会的に認められる全うな大人としての人生はもちろん1つの幸せだと思いますし。
・見終わった直後、フワっとした感想
何ていうか、切ない!
同性愛の2人が主役ですけれど、同性愛がテーマっていうよりはもっと普遍的な愛情について描いた作品だと思うので、興味がない人でも問題なく物語に入り込めると思います。
ただ、主人公たちのとっていく”選択”について深く共感するためには、前述した通り、アメリカ知識が多少あったほうがいいのかもしれません。現実と理想という両極の間で立往生するというのはどんな人であっても共感できるテーマではないかと思います(*'▽')
同性愛の2人が主役ですけれど、同性愛がテーマっていうよりはもっと普遍的な愛情について描いた作品だと思うので、興味がない人でも問題なく物語に入り込めると思います。
ただ、主人公たちのとっていく”選択”について深く共感するためには、前述した通り、アメリカ知識が多少あったほうがいいのかもしれません。現実と理想という両極の間で立往生するというのはどんな人であっても共感できるテーマではないかと思います(*'▽')
・で、印象に残ったあのシーンについて
ブロークバック・マウンテンでの業務を終えて下山した時、吹き荒れる風の中イニスがむせび泣くシーンが心に残りました。これがラストシーン付近にも活かされていて、さらに思い返してグッときます。
再開した時の、むしゃぶりつくような濃厚なキスシーンも忘れられないシーンです。あれほど心が求める相手に出会えるなんて…。
後半、ジャックがパーティーで出会った夫婦の旦那のほうに山に釣りに誘われるシーン。え!?やっぱりそういうこと…?
・ネタバレ付き感想
いい映画って細かい演出で色々考える余地を残してくれているなぁ~って改めて思いました。
山を下りてから奥さんと雪山でじゃれあうイニス、もつれった瞬間にやっぱりジャックを思い出しちゃって何か物足りなくなるところですとか、イニスの奥さんの演技も素晴らしかったです。
旦那の性癖に気付き、悩みながらも現実と折り合いをつけて一緒に暮らしていくことを選んでいるところなんか胸が詰まります。
旦那の性癖に気付き、悩みながらも現実と折り合いをつけて一緒に暮らしていくことを選んでいるところなんか胸が詰まります。
結婚生活、子供を育てていくという現実は、好きな人と一緒にどこかで暮らすという理想よりも遥かに守らなきゃいけないもの、というのがよく伝わってきました。
もちろん時代が違えば、劇中で描かれているような、同性愛者は悪で死ぬべきだ、というような教育はされていないと思うのであそこまで隠す必要はなかったかもしれません。
でも結局のところジャックは同性不倫が発覚してしまい、恐らく町の人たちにリンチされて殺されたのだとすると、そんな社会ではとてもカミングアウトなど出来ませんよね。結局彼の死後も、父親はゲイであることを認めることはありませんでした。
今私たちが生きているこの現代日本も、映画で描かれているようなものとは異なりますけど、息苦しい社会かもしれません。
でもそんな場所でも真に愛する人を見つけることができたなら、どういう行動をとるべきなんだろう、そんなことを考えさせられる映画でした。多少人を選びそうな感じはありますが、見て損なしです!!
でもそんな場所でも真に愛する人を見つけることができたなら、どういう行動をとるべきなんだろう、そんなことを考えさせられる映画でした。多少人を選びそうな感じはありますが、見て損なしです!!