先日、かなり忙しい時間の合間にあるセミナーに出かけた。
いろいろな人の話を聴くことは、いろいろな角度から自分を深めることになると。
そして非常に不愉快な気持ちになって帰ってきた。
その講師の話はたしかにおもしろい。
心理テクニックを駆使したトークは、大衆の心を惹きつける魅力と才能もあった。
しかし!
誰かや何かの批判ばかりしているところが気に入らない。
スピリチュアルなことを語りながら、コーチングや自己啓発、心理療法などはあたまから全面否定、
大金をだましとる詐欺だとかインチキよばわりしている。
それはお前だ~(鏡の法則)とか心で叫ぶ。
愛と調和を語りながら、批判が不調和を創り出していることに気が付かないのだろうか。
質問タイムにつっこんで聞いてみようかと思いきや、
手をあげる隙もなく、指名するのは自分の顔見知りばかり。
そしてこの人は何億稼いだとかお金の自慢ばかりするのだ。
だんだんムカついて途中で帰ってしまった。
目には目を、批判には批判をいっそぶちまけてみようかと
この出来事をシェアしようかと思ったけど、やめた。
それでは同じ穴のムジナになってしまう。
出したものが帰ってくるのが宇宙の法則なのだ。
感情が治まるまで、「おまかせ」した。
そしてどうしてこんなに腹が立つのか自分を観てみた。
何が正しいとか、何が間違ってるとか
彼女のエゴにわたしのエゴが反応しただけとわかるまで半日かかった。
批判から愛は生まれない、その正論こそが
わたしのジャッジでありブロックになっていたのだった!
むかし、新宿南口で路上販売をしていたころ
目の前でイランイラク戦争だったかの自衛隊派遣反対のデモがあった。
拡声器を使って政治家の悪口を並べ、交代で感情的にがなりたてている。
街はウキウキワクワクのゴールデンウィークだというのに、
待ちに待ったかきいれどきだというのに、
大声のおかげでさっぱり人が寄り付かない。
わたしにとっては迷惑な反対運動より、自分の生活が大事だった。
「どちらが悪いとかの批判からはほんとうの平和は生まれないのではないですか?」
「もう少し音を下げてください」
とメモ紙に書いて、渡しにいった。
そして、自分のテーブルに、いいことをしてきたようないい気持ちで帰ってきたら
向こうからおまわりさんがこちらに向かってやってきた。
「通行の邪魔だと通報が入ったぞ、すぐに片付けなさい」
わたしは自分が可笑しくて笑いながら片付けた。
批判の批判も批判を生む。
それが批判の法則なのだ!(笑)
思い出させてくれてありがとう♪