アナウンサー泣かせのワールドカップ | 社会人の基礎学力講座

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パパスタソプーロス
フェトファツィディス

これ、今朝のワールドカップのギリシャ戦で、先発出場していた選手の名前です。

他にも、「トロシディス」「カルジネス」「ミトログル」」「マノラス」「サマラス」「ホレバス」「カツラニス」などなど。

日本人の私たちにとって、日ごろ聞きなれない名前の選手ばかりが勢ぞろい。
試合前から、ギリシャ戦はアナウンサー泣かせの試合でもあると話題になっていました。

ギリシャの人にとってみれば、それぞれの名前を聞くと、なんとなくそのイメージというか、意味的なニュアンスがつかめるのでしょうが、私たちにとっては、カタカナが意味なく羅列されているようにしか思えず、こういう名前を聞いただけで、「覚えるのが難しい」と思えてしまうものです。

日本史の成績は良くても、世界史は苦手という人が多いのも、これと同じ理由です。

日本人の名前は普段から馴染んでいるけれど、あまり馴染みのない国の人物の名や地名などが出てくると、どう覚えたらいいのか、わからなくなってしまうのです。

こうしたわけのわからない外来語を大量に覚えるには、ちょっとしたコツというか、注意すべきことがあります。

たとえば、パパスタソプーロス、一人を覚えるなら、何度も「パパスタソプーロス」と唱えれば覚えられますが、控え選手を含め、全てのギリシャ選手の名前を同時期に一気に覚えようとすると、「記憶の干渉」というものが起こり得るのです。

「記憶の干渉」とは何かというと、ギリシャ選手には、「カルジネス」「マリアティス」「マノラス」「サマラス」「トロシディス」「パパスタソプーロス」など、最後が「ス」の文字で終わる名前が多くて、最後の2文字が「ネス」「ティス」「ディス」「ラス」であったりするため、「マリアティス」を「マリアディス」と勘違いしたり、「トロジディス」を「トロジティス」と覚えたりしてしまうことを言います。

このように、似たようなものを同時期に覚えようとすると、どちらがどちらだったか区別がつかなくなってしまう経験をしたことは、きっとあなたにもあるはずです。

この現象のことを「記憶の干渉」と呼んでいます。

同時期に、似たような情報を大量に覚える必要がある時には、この「記憶の干渉」に気をつけて覚えていく必要があります。

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では、この記憶の干渉を起こさずに、同時期に大量の言葉を覚えられる記憶法などもお教えしています。