More Never and More Ever | The Key of Midnight

More Never and More Ever

今日は、『Never7 -the end of infinity-』と『Ever17 -the out of infinity-』のPSP版の発売日でした。


公式サイトはこちら


それぞれの作品の紹介記事は以前書いた気がしますし、

近いうちにまた書くと思うので、今回は省略します。


PSPは所持していないので、どうしようか迷いましたが……。

自分への合格祝い、ということで、結局購入してきました。

とりあえず、弟のPSPを借りてOPだけ拝見しました。


……驚きました。


まずNever7。

OP曲、歌詞がN7に見事にあっていて感動しました。

フルで聞きましたが、世界観を見事に体現した、格好良い曲だと思います。

新OPは中澤さんが監修ということで期待はしていたのですが、予想以上。いつもの如く、次々と表示されるキーワードが格好良いです。作品をプレイしていると、「なるほど!」と思える演出、キーワードも。

改めて、素数シリーズはここから始まったのだな、と実感しました。確かに、N7に限らずシリーズ通してプレイしたことがあれば、思わず反応したくなるフレーズが多いです。

中澤さんの作品のOPは繰り返し見れば見るほど新たな発見があるので、後でもっと細かく見てみます。


次にEver17。

これは、元のOPの完成度が高すぎるだけに、どうなるか不安半分期待半分でしたが……。

まずOP曲の作詞・作曲が、あのLeMUを作詞・作曲されたのと同じ志倉さんで、”あの”ギリギリ感が健在で安心しました。既に何度も繰り返し聞いていますが、E17をプレイした方なら、この歌詞に、「Ever17をクリアした後にLeMUを改めて聞いた」あの感覚を、再度体験できるかと思います。

更に、OP自体も元に劣らず格好よく、元のOPに馴染んでいる人にとっては嬉しい演出もあります。

やはり、LeMU版を6年前近く前から何百回と見てきた人間としては、最初にプレイする人にはまずLeMU版のOPを見て欲しい、とも思ってしまいますが……。これはこれで、真相を知った上で見直したときに発見が多いOPに仕上がっているので良いと思います。


また、限定版についてくる冊子について。

これは、素数シリーズのファンなら必見です! 逆に未プレイの人は1ページも開いてはいけません。

内容的には市販されている設定解説本などと近いですが、メインはインタビュー記事。中澤さんのインタビューがN7では10ページ、E17では8ページも掲載されています。

これから読む人の楽しみを削ぐといけないので詳しくは書きませんが……。


両作品とも設定解説本から雑誌のインタビュー記事まで、様々なインタビュー等をこれまで拝見してきたにも関わらず、

まだ”初耳”な情報が残っていました。

中澤さんのブログのこの記事 などに詳しいです。

(一応、限定版も店頭には在庫が残っているので、まだ購入は可能だと思います)


素数シリーズのファンとしては、このインタビュー記事だけでも、限定版を買う価値があると思います。

特に中澤さんのファンであれば、必読の内容だと思います。

(あの映画からそんな影響が! 実はそんな没案が! といった驚きもあります)

インタビュー以外では、Ever17のファンブックの登場人物紹介ページ、ある部分の”逃げ方"が巧いな、と唸りました。……これまでの設定解説本などであったかもしれませんが。


最後に一つだけ。

両作品とも、PSP版ではジャンルが「ミステリアスアドベンチャー」に変更されていました。

確かに納得の行く話ではあるのですが、

Ever17は「恋愛アドベンチャー」という表記には、様々な意味でトリックが潜んでいるので(深読みかもしれませんが)、元のままでも良かったのでは……? と思いました。


総じて、中澤さんや元のスタッフが関わっているだけあり、元のファンが購入しても十分得られるものがある、と現時点で感じました。

これからプレイして、用語集を確認するのが楽しみです。