インフィニティPlus発売予定 | The Key of Midnight

インフィニティPlus発売予定

今日、こちらで「インフィニティPlus 」が4月4日に発売されるとの発表がありました。

(注:リンク先のProduction NoteやIntroduction等は、Ever17等をプレイしたことがなければ見ないほうが良いと思います)


Windows用ソフト。15540円。

内容はなんと。

「Never7」「Ever17」「Remember11」「12RIVEN」の四本セット+α!!


あの中澤工さんと打越鋼太郎さんの代表作、infinityシリーズ三本に加え、打越さんの新作「12RIVEN」を加えた豪華セットです。・・・・・・といっても、知らない人が大半だと思いますので、

そういう場合は、まずはこちら のinfinityシリーズのサイトを。

まずは「Remember11」あたりのストーリー紹介を読んでみてください。きっと気になるはずです。


以前から何度もこのシリーズについては言及していますが・・・・・・。まず一言、SFミステリ(本格、というわけではありません)が好きな人なら、プレイして損はありません。

12RIVENはまだ出ていないので不明ですが、infinityシリーズにはどれも、とてつもない規模のトリックが仕込まれています。

どれだけの言葉を尽くしてもこの凄さを伝えることは不可能ですが、どんでん返しのレベルでは、これらを超えることは不可能じゃないかと思うほど。

ある意味、「小説」という枷の中で縛られていたミステリの可能性を、「ノベルゲーム」という表現方法を使うことで新たな境地へと広げた作品――と言っても、過言ではないでしょう。

実際、ノベルゲームでしか成り立たないトリックがこれらの作品には仕掛けられています。


個人的に、”それまでのミステリを踏まえた上で””既存の枠を越えている”ミステリで、特に破格のものを三作品上げるとすれば、麻耶雄嵩の「夏と冬の奏鳴曲」とこの「Ever17」「Remember11」になります。


Never7によって作られる世界観の下地。これも十分なサプライズを与えてくれますが、まだまだ序の口に過ぎません。

Ever17における超絶トリックとあまりに膨大すぎる伏線の数々。あらゆるものが伏線、というのはまさにこれのことです。

Remember11はEver17を踏まえた上で更に高レベルなトリックを仕掛けた作品。ここまでくると、最早ミステリというジャンルではくくれません。


はっきりいって、Ever17クラスの衝撃と感動、あるいはRemember11のような推理の楽しみが味わえるなら、それだけで15000円は元がとれる――と思います。

Ever17の、約6時間にも及ぶ伏線回収(解決編)に感嘆しない人はいないでしょうし、Remember11のラストは誰もが衝撃に震えるでしょう。

12RIVENはおいておいても、「Never」「Ever」「Remember」だけで、以下のいくつかに当てはまる人は買う価値がある、といえます。


まず、どんでん返しものが好きな人。自分で推理するのが好きな人。現代物理学に興味がある人(特に量子力学)。時間ものSFなどが好きな人。哲学が好きな人。疑似科学系がOKな人。

そして、麻耶雄嵩(特に「夏と冬の奏鳴曲」)や西澤保彦(特に「人格転移の殺人」)が好きな人(夏冬が好き、というだけでもRemember11はプレイする価値があります)。


いくつか難点を挙げるとすれば、「Never7」のミステリ要素が薄い(でも「Ever17」の前にやっておいたほうが良い)、「Ever17」の解決編までが長い(自分は30時間弱かかりました)、Remember11は解答に辿り付く(?)までに何度も読み返してひたすら伏線を拾わないと意味が無い(こちらは80時間くらいかかりました)・・・・・・等々。


また、ミステリのトリックを駆使して創られた作品ですが、「夏冬~」のラストの展開が許せない、という人にはきついかもしれません。どれも真相が明かされた時点で、一気に視界が開けて物語の全体像が見えてくるのですが、これに飛躍を感じる人はいるかもしれない、とは思います。


でもそれを補って、素晴らしい作品であることは確かでしょう。意外なトリック、意外な犯人、意外な動機・・・・・・全部が揃っています。”このトリックを使用した動機”というのもまた素晴らしく・・・・・・と語っているとうっかりネタバレしかねないので、そろそろ止めますが。


少し誉めすぎた気もしますが、決して誇張はしていません。「Ever17」だけでも、友人10人近くに進めて、全員が全員、大絶賛していました。ミステリ読みでも、そうでなくても、です。これに「Remember11」、そして「Never7」と新作「12RIVEN」がつくのですから・・・・・・。破格といっても差し支えないでしょう。


・・・・・・まあ、PS2があるなら、infinityシリーズはどれも2000円で買えるのですが。PC版や12RIVENに興味がなければそっちのほうが安いので、そちらも見てみてもいいかもしれません・・・・・・と言ってしまうと、別にこの「インフィニティPlus」を推す必要はなかったのですが、折角の機会だからということで、お勧めしてみました。


当然、自分も買います。・・・・・・再度プレイする時間があるかは不明ですが。


・・・・・・しかしこれもまた、中澤さんはどういう位置付けなのでしょうか・・・・・・。12RIVENにも中澤さんは参加されていませんし、それが不安で仕方が無いのですが・・・・・・。