路。
進路を決めました。
どれだけ先延ばしにしていたのかわかりませんが、ようやく、納得の行く道を見つけることが出来ました。
10ヶ月前 にさかきさんにアドバイスを頂いたことが、本当に大きかったです。
”何がやりたいのか?”――それを見つけるための、日々でした。高校に入学したときから、そして十ヶ月前から。悩みつづけて、この一ヶ月間で結論を出しました。
・・・・・・何ででしょう。前は”選ばなかった道を捨てる”のが進路選択だと思っていたのに、今は、自分の道を”選び取った”というほうが、近い感覚です。不思議ですね。
元からやりたいことは沢山ありました。一年近く、”絶対に将来、現代物理学をやろう”と思っていた時期もありました。というのも、”時間”というものに強い関心があったからですが・・・・・・。同時に”意識”や”心”といったテーマも関心があり、心理学も学びたい、と思っていました。
そして、もう一つ、”人は何故フィクションを求めるのか?”という疑問も、これまで長い間考えてきたテーマでした。
・・・・・・それら”やりたいこと”を一つ一つ検討して、いろいろ調べて。
結果的に落ち着いたのは、哲学でした。漠然としてはいますが、何を学びたいのか、と言われれば、思想なのだなあ、と。
考えることが好きで、書くことが好き。
そんな根本的なことを考えた上で、”記述”を武器にできる場所はないか、といくつかの大学を調べ、またその中から家庭の事情により国立大学を選び出したところ、最終的に東大の文化三類が一番希望に沿った場所である、と判断しました。
周囲――特に両親や、祖父母の反対が激しかったのですが、最終的に両親には納得してもらうことが出来ました。
”そんなんじゃ就職できないよ”と何度も言われましたが、後悔はしていません。
学びたいことがあって、その先にやりたいことがある。それ以上のことは、ありません。
まだ祖父母には反対されていますし、今まで実質理系コースを辿っていたため、今から文系・・・・・・というのは厳しいものもあるのですが。それ以前に、学力がまだまだ追いつかない、という根本的な問題も残っています。
それでも、この道を選ぶことにしました。
・・・・・・本音を言えば、進路を選ぶ上で念頭にあったのは、中澤工さん のことでした。そして、打越鋼太郎さん のことも。憧れというわけではなく、ただ好きなクリエイター、というわけでもなく。ただ一ついえるのは、このお二人の存在が無ければ将来を考えることはできませんでした。そして、このお二人とその作品について考えていた三年間の日々が、そのまま自分の進路を考えることにつながっていた、といっても過言ではありません。
ここまで影響を受けてしまっていいのか? とは、何度も考えましたが・・・・・・。
突き詰めれば、例えば加納さんにお会いしたあの日が無ければ、こんな進路は考えなかったでしょうし。三年前、古本屋で手に取った『夏と冬の奏鳴曲』がなければ、今の自分は無かったでしょうし・・・・・・。
思えば、色々な”物語”の影響抜きにして、現在の自分など考えられるわけがないのです。
だから、今の自分に忠実な選択を。
それが結論、です。