加藤元浩 「Q.E.D. 証明終了 23巻」(漫画) | The Key of Midnight

加藤元浩 「Q.E.D. 証明終了 23巻」(漫画)

加藤 元浩
Q.E.D-証明終了- 23 (23)

「ライアー」

船上で起きた殺人事件。容疑者には全員にアリバイが。

・・・・・・と、割とお約束のパターンの話です。

トリックよりロジック重視。

犯人を指摘するに至る論理は若干複雑ですが、伏線も良く張ってあります。無駄がないような。

伏線と言えば、ラストの一コマは別の漫画(C.M.B.)の伏線になっているのか・・・・・・?

シリーズ中では、そこまで目立たないようにも思えますが、良くできています。


「アナザー・ワールド」

このシリーズおなじみの数学関係の話。

しかも、扱われるテーマが今までで一番難しい。

ミステリとしてはそれほどでもないと思うのですが・・・・・・。

良くこれを描いたなー、とため息をついてしまいます。

自分はチェックしていないのですが、この作者のことだからきちんと作ってあるんだろうなぁ、あれ。

話自体よりも、それを構成する要素が好きな作品。

数学絡みは、やはり惹かれます。


ところで、帯に描いてある「正答率5%」というのはこの作品に対してなのか、それともQ.E.D.シリーズ全体のことなのか。

そもそも、どうやって出した数値なのか・・・・・・。色々気になります。

・・・・・・「ひぐらし」の正答率1%という売り文句が許せないだけに。

本書の場合はそれが納得できる数値なのですけどね。「アナザー・ワールド」のみでも、作品全体でも。


ミステリ部分は弱いかな、と思いましたが、「アナザー・ワールド」は好みだったので、最終的にはいつも通りかな。

このシリーズはまだまだ終わらないでほしいものです・・・・・・。