2005年映画ベスト | The Key of Midnight

2005年映画ベスト

今年は、これまでに比べて随分と多く映画を鑑賞した年でした。

全部で32作品(これでも、自分にとっては多いほうなのです)。

来年はこの半分も見るかどうか判りませんが、折角なので今年観た映画のベスト10を選んでみました。

 

1位 バタフライ・エフェクト

10点

1位はこれ以外にないでしょう。

最初から最後まで、一切の無駄がないストーリー展開。

意外な展開の連続とどんでん返し。

美しく、切ないラスト。

タイムパラドックス・サスペンスの最高傑作です。

今までに見た映画の中でもベストといって良い作品。

 

2位 ショーシャンクの空に

9点

言わずと知れた名作。

無実の罪で逮捕された男の、19年もの刑務所内の生活を描いた作品。

これ以上ないほど爽やかで、感動的なラスト。

希望が湧いてくる作品です。どんでん返しも見事。


3位 亡国のイージス

8点

原作が好きなので少しおまけ気味ですが、

よくあの大作をこの長さにまとめたものです。

多少カットされているとはいえ、大まかなストーリーはこれを見ればつかめるでしょう。

出来がどうこうというより、この映画のおかげで原作が世間により広まった、ということを考慮してこの順位。


4位 ホワイトアウト

8点

原作を知らずに見たのですが、かなり好みの話でした。

上の「亡国のイージス」と似ている部分があります。

ラストで明かされる「真相」がなんとも切ないというか、辛いです・・・・・・。

これは劇場で観たかった映画ですね。



5位 ワイルドシングス

8点

驚きという一点のみをとれば、今年見た映画の中でベストかもしれません。

二転三転どころか、五転六転するストーリー。

一番最初のどんでん返しの衝撃は相当なもの。それ以降は読めてきてしまうのは残念ですが、仕方がないでしょう。

ミステリ好きに特にお薦めできる作品。


6位 アイデンティティー

8点

二重のどんでん返し。

多少アンフェア気味ではあるものの、これを映像で見せてくれた、というのは凄い。

奇妙な伏線も面白いです。

ネタバレされる前に見ておくべし、といったところでしょうか。これもミステリファンにお薦め。

 

7位 水平線上の陰謀

8点

予告編を完全に頭に入れた上で、リアルタイムで映画館で見る、さらには前作までを一通り知っておくことなどの条件が全部そろった状態で見た人はかなり驚いたはずです。

トリックを使う意味がさっぱりわからない、という点と、観客を選びすぎるという致命的な欠点を除けばよく出来ています。名探偵コナンだからといって甘く見ているとやられます(自分もその一人)。


8位 ハリーポッターと炎のゴブレット

8点

娯楽映画として申し分のない出来です。

非常に長い原作であったにも関わらず、すっきりとまとめてくれました。

映画ではシリーズ最高の出来だと思います。

原作を知らなくても楽しめるので、単純に面白い映画が見たい、という方は是非。

 

9位 SAW2

8点

前作には劣るものの、よく出来たスリラー。

最後に明かされる、本当のゲーム・・・・・・。

この仕掛けを全て見抜ける人はいないでしょう。

残酷な描写が多いので一般の人には薦め辛いですが、そういったものが平気な人は見る価値ありです。

前作とあわせてご鑑賞ください。


10位 戦国自衛隊1549

8点

これもエンターテイメントとして素晴らしい出来です。

さすが、原作・福井晴敏。

迫力も十分ですし、どんでん返し(ミステリ的ではないですが)もあって良いです。

邦画でもここまでできるんだ、と思わせられた作品でした。

 


・・・・・・ということで、相当偏ったベスト10。

同点数内だとよく順位が入れ替わりますので、そこまで厳密ではないです。

ランク外ですが、「隣人は静かに笑う」や「ハイド・アンド・シーク」、「ゲーム」なども面白かった映画ですね。

これらはランクに入れるか入れないかで随分迷わされました・・・・・・。


次回(多分明日)は、小説、もしくは小説以外のベストをアップする予定。

31日に読む本が物凄い傑作だったりしたらちょっと困るので、多分小説ベストは31日か新年になりそうですが。