「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(映画)
本当はDVDを待つつもりだったのですが、ただで観られる機会があったので鑑賞してきました。
このシリーズ、四巻までは読んだのですが、五巻は購入したはいいけれど積読状態・・・・・・・。
はっきり言ってしまえば、ハリポタはもう良いや・・・・・・・という感じだったのですが、
実際映画を鑑賞してみると、案外面白くて、熱中して観てしまいました。
この映画の原作を読んだのは、僕がまだ小学校の頃だったと思うのですが、それでも割と筋は覚えていたのが驚き。
かなり長い話だったのに、どうやって3時間に満たない時間でまとめるのだろうか、と結構前から疑問に思っていたのですが、全然心配に思う必要は無かったですね。
確かにかなりのストーリーが削られているのでしょうが、非常に上手くまとめてあると思います。
そのために無駄なシーンが無く、全く退屈しません。
エンターテイメントとして、「観ている間中ずっと楽しめる」というのは大変良いです。
映像も、さすがに金額をかけているだけあって並みのレベルではありません。というのは、普段ミステリ映画しか観ないからそう思うだけのことかもしれませんが。
ストーリー、映像ともにほとんど不満はないです。
今までも十分面白かったと思うのですが、今回はいつもよりダークさが増しているだけあってより好み。
何しろ、PG-13(13歳未満は保護者同伴を推奨)かかってますからね。
・・・・・・それにしては、明らかに13歳未満の子供が大半を占めていた気がしますが。
それも保護者付き添いではない・・・・・・。禁止じゃないからいいのでしょうけど・・・・・・。
でも、このシリーズにPG-13がかかるというのは驚きましたね。大人向けを意識しているのか?
多少後味は悪くても、やっぱりこちらのほうが好きなので(性格悪い?)、これからもこのくらいダークにしてくれるといいな、と思ったりも。
これで、ハリー・ポッターにR15指定がかかったりしたら、「それはどうなんだろう」と思ってしまうのでしょうけど。それは無いか。
年齢といえば、主要人物の設定上の年齢が、どう見ても役者の外見に合わない・・・・・・・というのは野暮な突っ込みですね。
しかし、今回はまだ誤魔化せてもこれからどうするのだろう。一年に一作ペースはきついでしょうし。
きっと、作目が映画になったときにまた各所でネタにされるんだろうなぁ。
最初は軽く見ていたけれど、意外とあたりだった映画。
できれば原作を知っておいたほうが良いと思いますが、最低前作までを映画か原作で見たことがあれば大丈夫かと。
大人でも十分楽しめる作品だと思います。逆に、小さい子供には辛いかも。
単純に娯楽映画としてお薦め。8点。
積読にしている「不死鳥の騎士団」も早く読まねば・・・・・・・。