「ファウスト vol.6 SIDE―A] | The Key of Midnight

「ファウスト vol.6 SIDE―A]

ファウスト Vol.6 SIDE―A

分厚い。

通学中に読んでいたのだけど、京極夏彦並み(あるいはそれ以上)に読みにくかった。

しかもこれがSIDE―Aって・・・・・・。これが雑誌ですか?

ちなみに自分で買ったわけではありません。

先日友人に貸してもらって、一通り目当てのものは読んだので感想でも。


まず、竜騎士07の「怪談と踊ろう、そしてあなたは階段で踊る」

一応「ひぐらし」は罪滅ぼしまでプレイ済みで、それなりに面白かったので期待していたのですが。

これも「ひぐらし」っぽいかな。まだ前編だけれど、文章はともかくストーリーに引きつけられるのは確か。

「ひぐらし」ほど怖くはないけれど、ホラー小説かな? 朱川湊人の「フクロウ男」を少し思い出す。

自分達で創った「怪談」が手元を離れ、どんどん大きくなっていくことに対する恐怖。

物語を作ることにかけては、この人は凄いなー、と。

・・・・・・でも、やっぱりこの文章は違和感覚えたり。わざとやっているのだとは思うけれど・・・・・・。


次に、佐藤友哉の短編三作と人生相談。

まあ・・・・・・いつもどおり?

でも、なかなか面白かったです。

「憂い男」あたりは好みかも。

どれも鏡家の人が登場する話なので、シリーズを読んでいる人のほうが楽しめるかも。

本編との関連のようなものはほとんどありませんが。

人生相談も笑えます。


それから、今回の目玉(?)である乙一「窓に吹く風」

やっぱり、これが一番面白かった。

「風の通り道」に、二階部分が頭を突っ込んでいる家。

その部屋には、風と共に色々なものが飛んでくる。新聞や、写真や、手紙や・・・・・・。

しかもそれらの中には、未来から来たものがあって――というストーリー。

どんどん上手くなっています、乙一。なんでもないような話なのに、とても面白い。

オチも普通なのですが、それでもこの作品はいいですね。今後も期待の作家。

イラストが小畑健、というのもまた・・・・・・。結構合っているようないないような。


後は、「夢水清志朗事件ノート」の漫画や対談などが良かったですね。

色々なコラムを拾い読みしたり、というのも雑誌の楽しみの一つ。

SIDEーBも北山猛邦が書いているらしいので、楽しみ。


・・・・・・ところで、これの読者の年齢層ってどれくらいを予定しているのか。

中高生あたりでしょうか、やはり。

でも、裏表紙がFateホロアタの広告だったりするのですが。いいのか?

そういえば、奈須きのこと西尾維新は読んでないけど・・・・・・まあいいか。

西尾維新がメイン、というか一番多く書いているのになぁ。

あと、もう一つ。表表紙の幅が、若干本誌のページ幅より短いのは何とかならないのかな。おかげで、持ち歩いていると本が傷みやすい。

デザイン上の問題なら直して欲しい・・・・・・。