若竹七海 「クール・キャンデー」
- 若竹 七海
- クール・キャンデー
「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」
誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。
だが、愉しみは儚く消えた。
ストーカーに襲われ重態だった兄嫁が他界し、さらに、同時刻にそのストーカーも変死したのだ。
しかも、警察は動機充分の兄良輔を殺人犯として疑っている!
はたして兄のアリバイは?
渚は人生最悪のシーズンを乗り切れるか。
◆ ◆ ◆
わずか160ページで、1ページあたりの文字数も少ないため、1時間と掛からずに読み終えました。
明るく軽快なテンポで話が進みます。
・・・・・・でも、実際はものすごくダークな話。
ラスト一行は凄い。一気に明るい物語が反転してブラックへ。
結構驚かされたのですが、後味悪いなー、これは。
でも、嫌いではないです。
単純なストーリーだと思っていたら、あちらこちらに悪意が介入していて、
真相の意外性は十分。
丁度良い長さにまとまっていますし、結構よいかも。
後味が悪くても大丈夫、という方なら楽しめるでしょう。
僕は十分面白く読めたので、7点。
暇なときにさらっと読むのが良いかもしれません。