小野不由美 「屍鬼」
原稿用紙三千枚、登場人物二百人という超大作。ホラー、ミステリ、純文学。あらゆる側面を持つ。
この話は、一つの小さな村が崩壊に至るまでの道程を圧倒的な筆力で描いたものだ。
前半部は村の一夏を丁寧に描写しながら、そこに忍び寄る「何者か」の姿をほのめかす。
そして後半、その正体が明らかになるとともに物語は崩壊に向けて加速を始める・・・・・・。
面白いなんて一言で形容できないほどの大傑作。だから、あえて詳しい内容を説明せず、多くの人に読んで欲しいと思う。
相当に長いので手にとるのをためらわれるかもしれないが、読めばきっと、得るものは大きい。