よしもとばななの「イルカ」読み終わった。
とりあえず剥製というものに対する嫌悪感が倍増。
魂は物質に宿るものじゃないし、物で繋ぎとめてられるような簡単なものじゃないよね。
思い出と同じように、まぼろしのようなもの。
限りがあって消えていく、儚いけれど、消えるのは悲しいけれど
永遠を求めるのは間違ってる。
彼女の本を読むと生と死に対する気持ちや、風景が放つ一瞬の美しさや強さ
がいつもより研ぎ澄まされる気がする。
網戸をすり抜けて入ってくる風の匂いや、
下をゴウゴウと唸って走るトラックの音、光のまばらな色合いが、
鋭く体全体に伝わってくる。
描写があまりにも綺麗で、ストーリーというよりも
その表現の美しさに涙が出てくる。
こんなふうになるのは彼女の本だけだな。
うらやましいな。
逆にストーリーはいつも凛としている主人公で、周りの人もあったかくて
共感できることは結構少ないんだけど(笑)
ひとりでぶらっと遠くに行きたいです。
スペインに行きたい。
貯金はあるからいつでも行けるんだけど時間がない。
時間がある時は金がない。
人生なかなかうまくいかないもんですw