私が音楽を聴く目的は、自分の好きな音楽や演奏を見つけるため。そのために長い長い旅を続けています・・・。
今日は聴きに伺いたい公演が3つ重なってしまいました・・・が、その中で、昨年「第11回神戸新人音楽賞」のコンクールで、思いがけない出会い(詳細は省略)をさせて頂いた、ソプラノの村田 藍さんの唄を聴きに伺いました。
日本歌曲では、聴き手に対して、その歌詞を丁寧に聴き取りやすいように唄われる方は多いんですが、彼女の場合は、単に歌詞が聴き取りやすいだけではなく、聴き手に「伝わるよう」に唄われます。私が、彼女の歌唱が誰よりも好きなのは、そのような理由からです。(ピアノの屋根は半開)
また、後半の3曲のいわゆるオペラ・アリアでは、3曲に共通するテーマを決められた上で、それぞれのオペラの成り立ちや時代背景をしっかりと把握されながら、ヴィブラートや歌唱法をそれぞれの曲に最も見合うようなもので見事に唄いきり、聴衆に多くの感銘をもたらしました。ピアノの屋根も全開にされ、音楽的にも迫力が増し、彼女の魅力が最大に発揮されておられました。
関東でご活躍中の彼女ですので、知名度がどれぐらいのものかは全く存じませんが、私にとって、村田 藍さんは、最良のソプラノ歌手と言って過言ではありません。
ジョイントでご一緒された宮本 遥花さんのピアノですが、ショパンは第1楽章で少し残念な出来事がありましたが、それ以降は良く持ち直されていました。音色と言う点で幾分単調に感じ、もう少し柔らかい音が出せるようになると、更に良くなるように感じました。その点では、ドビュッシーは、弾き慣れた曲のようで、楽しむことが出来ました。
終演後、多くのファンや知人の方に囲まれ、今日はお話させて頂けるような時間が出来ませんでしたので、彼女のお母様やご主人に言づけをさせて頂き、失礼させて頂きました。
改めまして、今日は素晴らしい歌唱を聴かせて頂き、感謝申し上げます。今後益々のご活躍を、心から願っています。
昨年、私の楽器ケースに書いて頂いたサインです。またお会い出来る日を楽しみにしています。


