↓ 貼り出された紙、ヨレヨレでした。小森さんに失礼だと思いますけど・・・。
終演が21時20分頃になり、帰宅がかなり遅くなりました。とても充実した演奏会で、満足致しました。特に寺岡さんのメリハリのある指揮ぶりには大変感心しました。疲れましたので、詳しくは明日書かせて頂きます。すみません。
2/26 追記
かなり地味目な選曲のせいか、空席が比較的目立っていました。特に前半の曲は馴染みがないですからね。この日最も感銘を受けたのは、2曲目のベートーヴェン/弦楽四重奏曲第16番・弦楽合奏版でした。以前四重奏をやっていた時に練習していた曲でもあるので馴染みもあったんですが、結局つかみどころがない難しい曲と言うことで、人様の前で披露することなく終えてしまった経緯がある曲です。特に前半の2楽章は捉えどころの無い解釈が難しい曲なんですよね。第2楽章は技巧的にも非常に難しいのですが、どの楽員の皆さんもとても良く弾けていました。この楽団の弦パートは生理的に合うので、聴いていて心地よいですね。いつもと同じ顔触れのエキストラの方の音も良く聴こえて来ていました。この曲の白眉は第3楽章でしょうね。初めてこの曲からメッセージが聴こえてくるような感じです。1stvnの皆さんは、どの弦のどのポジション・押える指を使えば、自身が弾きたい・表現したい音が実際に出せるのかを自問自答しながら、一音一音確認しながら納得して書かれた音符を奏でていたように見えました。指揮者が出して欲しいと思う音をそれぞれの楽員が自身の中に取り込みながら、縛られることなく泳ぐような自由さを以って出される充実した音・音楽が聴けたこと、非常に感動的な瞬間でした。この曲を通して、森下さんの統率のもと、十分に練れたアンサンブルが聴かれたように思います。「献堂式」序曲はあまり聴かれない曲ですが、寺岡さんの明確な方向性もあり、良くまとまった演奏だったと思います。後半のマーラー、こういう組曲的なようなものは、演奏する方も聴く方も気が散漫になりやすいので色んな意味で難しいんですが、演奏の方に関しては集中力の高い好演だったと思います。声楽のお二人ですが、代演の小森さんは、先日の定期で聴かせたのと同じ素晴らしい表現力で唄い切っていました。一方のロンバッハさん、出だしの方は声が小さいし、表現の幅が狭く物足りないような印象でしたが、喉が温まって来た時分には、すっかり調子を取りもどしていました。どちらかと言えば繊細な曲の方が向いていたのではないでしょうか。指揮の寺岡さん、前半と同じようなメリハリのある指揮から発せられる明確な方向性によって、聴衆も飽きずに聴き通せたのではないでしょうか。ただ、惜しむらくは、別冊で対訳を付けていたため、それをめくったり落としたり開いたり閉まったり、そんな紙のガサガサとした音が会場を縦横無尽に響いてしまい、会場全体がこの曲中雑然とした雰囲気になってしまったことでしょうか。何かのアクシデントがあったのか、1stvnが11人と2ndvnよりも少なかったんですが、個々人が良く弾けていましたので、事なきを得たと言うところでしょうか。また、いつも好調の木管群ですが、この日はオーボエが少々不調だったのが残念でした。
