ハセガワのホーカー タイフーンMK.1Bが再販。

後期型の4翅プロペラが好みなのだが、再販されたのは3翅プロペラ。
シャークティースの機体は再販されないの?

箱絵の機体には「インベイジョン・ストライプ」と呼ばれる敵味方識別のために主翼と胴体に白と黒のペイントが施されている。

インベイジョン・ストライプは、オーバーロード作戦で立案されたものだが、タイフーンにはそれ以前から主翼下面にストライプが描かれていた。

タイフーン配備当初は、ドイツ空軍のFw190に酷似していたため味方機からの誤射が頻発。誤射を防ぐため、主翼前縁に黄色のラインを帯状に引いた。

これにより味方機からの誤射はなくなったが、新たな問題が浮上。今度は、地上の対空砲から敵と誤認され発砲されるようになったのだ。

そこで、主翼下面に12インチ幅の黒帯を24インチ間隔で4本描いて、スピナーを白く塗装してみた。これにより誤射はなくなったが、目立ってしまい、敵機に見つかりやすくなってしまった。そこで、スピナーの白塗装をやめ、かわりに主翼下面の黒の間を白く塗装した。

ようやく、縞々模様に落ち着くことで解決をみた。そして、ノルマンディー上陸以降の約2ヶ月近くは、4発機を除くほとんどの航空機にインベイジョン・ストライプが施されるようになり、タイフーンも等間隔の白黒ストライプに塗り替えられていった。

連合国側の4発機体にストライプが施されなかったのは、『ドイツ空軍に4発機が少なかったから』とされている。

タイフーンが主翼下に搭載したロケット弾の命中率は約4%だったといわれているが、戦闘爆撃機としておおいに活躍した。