筆者は、プラモの塗料はタミヤ アクリルを使うようにしています。匂いが少なく、水で薄めることができて使いやすいためです。

一方で乾燥時間が長い、湿度が高いとくいつきが悪い、飛行機プラモに使うには、色の種類が少なく感じます。

さて、コトブキヤ 1/1000 ノーチラス号の製作を続けましょう。
アクリル塗料の上からエナメル塗料ダークブラウンを綿棒に含ませて、ポンポンと叩くように汚していきます。
いくらスペースチタニウムで作られていても、潜水艦として行動すれば、塩害による錆やオイルの垂れがあることでしょう。

ちょっとためらう。
「・・宇宙船がオイル使うの?」

「とらえ方は自由だ・・・」
綿棒を持つ。再びためらう。

「過ちを気に病むことはない。
ただ認めて、次の糧にすればいい。
それが、大人の特権だ」
モールドを強調しすぎないように、あまりオイル垂れを強調しすぎないように、、、

現用艦艇を参考にしながら、オイルの垂れや汚れを表現。
ついつい架空艦ということを忘れ、現用艦艇と同じようにしてしまい、エナメル溶剤で拭き取り、再び叩くように腕を動かします。

「また、やりすぎた。自分を見失うな」
納得いくまで、やり直し。

「こんなの、潜水艦の汚し塗装の仕方じゃありませんよ!」
航空機が動き回る空母なら、オイルがつくのですが、潜水艦でこの汚しはやりすぎてます。

「こりゃ、始末書じゃすまんかな」
目立つ箇所を拭き取り、全体を薄くします。

「正しい汚し塗装なんてない」
自己満足でしかありませんが、、

「汚し塗装のこと、知らないんだな。汚し塗装はいつもリアルさを追求して始める。現用艦艇を参考にするから、架空艦でも汚しまくることしか考えてない」

薄くしたら、多少は見栄えよくなりました。

VLSパーツ開状態をつけてみました。差し替えで開閉状態を選択できるのは良いですね。

バベルの塔を破壊するために浮上。
ガーフィッシュを岸壁に押し上げ、ネモの「第2次攻撃」の合図で飛翔する飛行爆雷を彷彿させます。



バンダイ?(←記憶あやふや)が発売した1/700のキットもありましたが、筆者はコトブキヤのキットのほうが好みです。

船体のスカイグレイは、汚し塗装する前は明るく感じて、イメージと違うかもと思いましたが、ちょうどいい感じになりました。

潜航バージョンのブルーの船体より、グレイの船体がしっくりくるのは、空中戦艦との戦闘シーンが印象に残っているからでしょうか。