本当に
いつ何が起こるか
分からない
今でもその恐怖と
闘っている
14年前
1本の電話
それは絶望であり
自分のあの時の悲鳴が
頭から離れることはない
胸が苦しいって
本当に苦しいんだって知ったあの時
能登半島地震
今も家族の安否確認が出来ず
不安に思い願っている方々が大勢いる
きっとあの時の私のように
家族を思い胸が締め付けられるほどの痛みで
苦しんでいる方々がいることだろう
何が明暗を分けるのだろう
考えても答えが出るはずもないが
私はね、きっと
この世界が地獄で
次の世界が天国なんだろうなと
そうやって
自分の心を保とうと
そう言い聞かせているのか
誤魔化しているのか
それすら分からないけど
苦しみ悲しみは
試練ではなく
罰なのかもしれないと思ったり
色々考えて
自分を保つために
自分を納得させようとしてきた
そう思わなきゃ
誰からも好かれる
心優しい妹は
この世界にいるはずだもん
考え出すと沢山の矛盾に
埋もれてしまうけど
今この世界の私は
たとえこの世界が地獄だとしても
この命に感謝して
強く強く生きていなきゃならない
そう思う
被災なさった方々へ
お見舞い申し上げます。
余震が続くと思いますが、
どうかこれ以上の被害がでませんよう
願っています。
この世界が地獄だなんて
そう感じ心を患わして
しまうことがありませんように。