全国ロードショー「三茶のポルターガイスト」ドキュメンタリー映画の制作協力としてマジシャン南海子が出演させていただきました。

映画製作会社からの依頼で三軒茶屋にある雑居ビルで起こるポルターガイスト現象をプロのマジシャン目線で検証して欲しいという珍しい内容でした。

ポルターガイストとはある特定の人物や建物、部屋の中で起こる特異現象であり,短い時間の間に顕著な現象が起きるらしく、例えば物品が宙を舞う、人がいないのに物音がしたり、声が聞こえたり、電灯の点滅や電話の着信などの機械的・電気的変化が起きたり、ときには幽霊が目撃されたり,寒気が感じられたりもする現象の事です。

最初にお話を伺った際は演出・演技としてマジシャンが出演するのかとかと思いきや
本当に起きているポルターガイスト現象をプロ目線で検証する初めて体験する内容でした。

ポルターガイストのほとんどの現象は科学で証明できるそうなので
おそらく見間違えや勘違いだろうと疑っていたのですが、実際に起こっている映像を事前に拝見させていただきましたが想像をはるかに超える映像でした。

実際に起こったポルターガイスト現象の一例が下記になります。
・天井の照明が点滅する
・壁に取り付けられたホワイトボードが揺れだす
・時計が飛んでくる
・鏡から水が噴き出す
・鈴の音に囲まれる
・天井から伸びる白い手
・突然お線香の匂いがする
・人の声が聞こえる

どれも通常ではありえない現象ですがマジックで再現出来るのかと言われれば出来ないわけではないと思います。ただ実際に現場を検証して分かった事ですが難易度が相当高く、バレずにギミックを回収することはほぼ不可能に近いと感じました。

またこのスタジオのポルターガイストは数十年も同じ現象が同じ場所で起こっているそうで、これをマジックショーで例えるなら観客にマジック道具から楽屋、ステージ裏まで全て調べてもらった上でマジックを行い数十年もトリックを見破られることなく成功し続けるようなものです。普通に考えたら出来ないと言わざるを得ません。
本当にマジックで出来るのであればラスベガスでイリュージョニストとして大成功する事間違いなと思います。

実際にスタジオ内で検証している途中でも不思議な現象がいくつか起こりましたので紹介します。

・スタジオ内に入った瞬間に空気が重く感じた。
・カーテンが一部だけ異常に揺れてた。
・急にお線香の匂いがした。
・大きな虫が飛ぶ羽音のような音を聞いた。(実際には虫は飛んでいません)

約2時間の滞在時間でしたがこれだけの現象が起きておりました。
もちろんすぐにトリックや仕掛けがないか確認しております。

またいつかヨコザワスタジオに行ってみたいと思うほど
本当に不思議で貴重な体験をさせて頂きました。

映画「三茶のポルターガイスト」は
Amazonプライムビデオで見ることができますので
是非ご興味がある方はご覧ください。

 

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映画の内容

東京・三軒茶屋にある古い雑居ビルにある劇団の稽古場であるヨコザワ・プロダクション
行くと必ず怪奇現象が起こる場所として有名。

そこにオカルトライターである角由紀子と撮影隊が潜入取材を敢行。
点滅する照明や壁を激しく叩く音、いるはずのない人間の声など、次から次へとポルターガイスト現象が発生する。

部屋中に線香の臭いが漂い、誰もいない部屋にも関わらずカーテンやスケジュール表が揺れ、照明器具や壁掛け時計には異変が。壁を激しく叩く音や声や居るはずのない人間の声と鈴の音が響き、天井からは突如ボールが投げつけられた。鏡が水を吹き出したかと思えば、浮遊する白い人間の影が映り、ついには人間が入れるはずのない場所から白い手が現れるなど、次々に起こるポルターガイスト現象の数々をカメラが捉える。