「・・・・・・っ!?」

しばらく沈黙が続き、望は何も反応しなかったが、急にはっとなる。

「は・・・俺!?」

「・・・そう、お前」

望は信じられないらしく、思いっきり動揺している。

男に、しかも友達に告白をされたのだから仕方ないのかもしれないけど。

「6年前から・・・お前が俺に話しかけて来てくれて、友達になってくれた頃からずっと好きだった。男同士だったしお前に嫌われたくなかったから黙ってたんだ。お前は絶対振り向いてくれないって分かってたからこの前お前が俺の家に来たとき、何でもするって言ったお前に付け込んで無理矢理抱いた。・・・本当に、望が好きなんだ」

「浄華・・・」

「恋人になってくれとは言わない。でも・・・これからも友達でいてくれないか?」

「え?」

「恋が叶わないってのもつらいけど・・・お前が離れていくのが一番怖いんだ。だから・・・」

「何言ってんだよ!」

急に襟を掴まれ、ぐっと引き寄せられたかと思うと、頬を手のひらで思いっきり叩かれる。

頬に広がる痛みを感じ、浄華は望を凝視した。

「なっ、お前・・・え・・・!?」

「馬鹿じゃねえの?そのくらいで離れるほど浅い付き合いしてた覚えはないんだけど」

「そうは言っても・・・距離置いたのはお前じゃん・・・」

「それは気持ちの整理がついてなかったから。しばらく経ったら元に戻れるかなと思って」

「そ・・・そうだった・・・のか・・・」

動揺してはいるが、自分の中にほっとしている気持ちがあるのが分かる。

「・・・良かった」

友達に戻れないと思っていたものだから、浄華は表情に出さない分、かなり喜んでいた。

「・・・ところで、俺のこと好きって言ったの本当?」

「え・・・あ、ああ・・・」

さっきはさらりと言えてしまったが、二度目となるとさすがに恥ずかしい。

そして、このあとの望の言葉に耳を疑った。

「なら・・・俺を恋人にして下さい」






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