「浄華、まだ寝なくて大丈夫か?」
「え?ああ」
「明日は土曜日だし、学校ないよな」
「まあ、そうだな」
そう言うと、望は浄華に抱きついた。
「なんだよ、急に」
そのあと望が言った台詞に、浄華は心底驚いた。
「じゃあ、今からしようぜ」
「え!?」
思わず望から離れると、望は怒ったような表情を浮かべる。
「なんだよ、嫌なのか」
「いや・・・っ、いや、嫌じゃないけど・・・えぇ・・・!?」
まさか望の口からこんな言葉が出るとは、夢にも思っていなかった。
「この前のあれ、あんな一方的なの認めねえ。今日まともにやり直せ」
「ホントにいいのか・・・?あの・・・多分、明日腰痛くなるぞ」
「んなこと分かってるよ。経験済みだ」
「だけど・・・」
「お前が女役やればいい話だろ」
「ええ!?俺が受けんの!?」
一瞬、冷や汗が出た気がした。
「俺、結構上手いぜ?」
望の怪しげな笑みに思わずドキッとしたが、違う違うと首を振る。
「いやいやいや、それはちょっと、無理だって!」
「お前処女だろ。俺はお前に無理矢理取られたんだ、大人しくよこせ」
恐ろしげなことをさらりと言う望が本気で怖いと思い始めた頃、望は浄華を見て突然吹き出した。
「冗談だよ!真に受けんな」
クスクスと笑う望を見て、浄華は少しほっとする。
しかし、どこから冗談だったのだろうか。
もしかして初めから?
「冗談って・・・最初から!?」
「アホか」
急に頭をぱしんと叩かれる。
「ヤるぞ」
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