私から言わせてみれば
『今頃!?』
となる。
過去にも書いているが、医学部の不正入試や不平等入試などは日本の伝統のようなものだ。
まあ、国立大学におけるそれは昔でも大問題ではあったが、私立大学医学部に関しては当然のようなものであり、こと卒業生の身内などを優遇するのは『あたりまえだのクラッカー』と、暗黙の了解であった。
まだ採点をコンピューターで管理していなかったアナログの時代などは、採点操作など幾らでも出来たので裏口入学も横行していたし、裏で大金を支払わなくともコネがある場合は『下駄履き』が必ずあった。
下駄履きとは他の人たちより既に下駄を履いている高さにあるということで、そのかさ上げは殆どが面接や小論文の点数で加算される。
というよりコネがあれば面接と小論文は満点となるのが殆どであった。
ゆえに現在世間を騒がせている不正入試は報道通りなのではあるが、女性を不利にしたりすることはなかったと思う。
というより逆に女性の方が優遇されていたはずだ。
特に歯学部においては、開業医過剰が問題視されていたために、開業する確率の低い女性を優遇していたはずだ。
進級にしても、留年を苦に自殺する女子生徒も歴史上では少なくなく、それを防ぐために女子生徒の留年は少なかったはずだ。
なので女性を不利にするという報道については私的には疑問符が付く。
確かに私立でも国から補助金を貰っている限りは、税金が注入されているわけだから好き勝手にはできないのではあるが、高い学費を過去に納めてくれた卒業生、そしてその学生が卒業し国家資格を取得すれば新規開業ではなく、親の病院や医院を継ぐ可能性が高いわけであり、激戦区での開業争いは避けられよう。
だから大学や医師会の力によって当然として行われる贔屓なのである。
数校が報道陣の前で頭を下げて謝罪しているが、心の底から申し訳ないなどと思っている者がいるとは到底思えないし、あれを見ている医師達も私と同じ意見に違いない。
私が書いてきたように、医学部の闇、医療界の闇はもっともっと深いのだ。