前編はこちら から!
まぁこうなったら、仕方ない。
せっかくだから実力の程を見てみようと思う。
いきなり店に来て手品を見てくれ!ってゆ~くらいだからそ~と~な実力の持ち主に違いない!
多少、常識がない気もするが。。。。
まぁ若いしねぇ~
と、その前に。
少し離れたところで先輩を呼ぶ。
「適当に見て帰して!って言ったじゃないですか?1時間も何をしてたんですか?」
「う~ん。。。少し見せてもらってね。帰そうとしたんだが、他のスタッフにも見てもらいたいと言って帰らないのだよ。。。。」
なるほどね。
マンガなどで見る王道パターンですな。
まぁいいや。
スタッフが足りないということもまた事実。
実際に見て判断してみよう。
という訳で皆で彼の手品を見ることになった。
「カードでもコインでも何でもいいです。得意な手品を一つ、見せてください。」
少年はカードを取り出し、手品をする。
そこで、さらなる驚愕が!!!!
(>w< ) ナヌッ!
少年がやった手品はテクニックなんぞ何も使わないデパートで売っているネタをします。
えぇぇぇぇぇぇ・・・・・
それ、おもちゃ売り場で売ってるヤツやん!
少なくとも、いきなり店にやって来て『俺の手品を見てくれ』って乗り込んできた人間がするような手品ではない・・・・
こういう場合は、あくまでテクニックを見せるものではないだろうか?
しかも先ほどの段ボールの上でやっている。。。。。
段ボールって。。。。マットくらい買えよ!
(カード、コインなんかの手品をする時に下に引いたりします。1500円程度で購入できるものなんですが。)
さらに、何を言ってるか聞こえない!
ボソボソボソ・・・・・・
手品が終わり、
「どうでしょうか?」
どうでしょうかと言われても困ります。
我々が見たかったのは2点!
1.どれほどのテクニックがあるのか?
2.どれだけ話せるか?
が、1に関しては論外!
スーパーテクニックを期待してたわけではないですが、一番得意な奴をしてください。と言っておもちゃの手品をされてもね。。。。
2に関しても何を言ってるか分からないのでこれも論外!
簡単な手品しかできなくても話が面白ければ十分通用します。という点でも彼はダメでした。
この時点で100%不採用なんですが、ここで言うのもなんなので
「師匠の方に伝えておきます。採用の場合、また連絡しますので。」
と伝えると少年は帰っていきました。
一応、師匠に報告。
師匠:「で、どうやった?あり?なし?」
「ないですね!」
「よし、分かった!じゃぁ連絡はしなくてい~な。」
こうして採用試験は不合格ということで終わりました。
ここで誤解のないように言っておきます。
何も手品が下手だとか格好が微妙だから不採用にしたわけではありません。
マジックバーという性質上、お酒が入った人間に手品を見せるわけです。
色々と絡まれたりもしますし、手品以外の話をしたりもします。
手品が上手いだけではダメなんです。
彼の性格ではどんなに手品が上手くてもマジックバーで働くのはムリでしょう。
ま~コンテストなんかに出るんだったら別でしょうが・・・・
逆に言えば、手品全くできないけど明るく元気な子だったら採用だったかもしれません!
この年はこんな訳わからない人たちがいっぱい弟子入り志願してきました。
その中で唯一、弟子入りを勝ち取ったのが現在のスタッフであるフクダ君です。
彼の話はまた次の機会にでも・・・・・・