15万円の価値 ~Vol.229~ | L-Magicianの独り言。

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某地方都市で活躍(?)するマジシャンの日々の出来事を綴っております。

L-Magicianとはローカルマジシャンのことです。

最初から読んでいただけたらマジで面白いかと。。。思ってます。

皆様、お久しぶりです。


3 月 11 日に発生しました東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災) にて被災された地域の皆さま、および関係の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


僅かばかりですが、募金させていただきました。


どんなに慰めの言葉よりも現金に勝るものはないと思います。


僅かですけど有効利用していただければと。。。。




俺のブログは過去の出来事を思い出して書いているマジックブログです。


時事ネタは書かないようにしてますので、そろそろ本題に入らせていただきます。


でわでわ。




15万円の価値とは人によって、それぞれだと思う。


俺の先輩のI田さんなら、一日の飲み代くらいである。


俺なら、一か月の生活費くらいだろうか。家賃、食費、光熱費含め。


15万円の車なら安いだろうし、


15万円の自転車なら高い。


15万円のパソコンなら妥当かな。。。。


とまぁ人によって、またはモノによって、お金の価値は変わるのである。


当たり前ですね。


では、質問です。




15万円の手品道具なら?




高い?安い?




手品道具は意外と高いんですよ。


あんまり売れるもんじゃないしね。


どうしても値段が高くなります。


本日は、そんな15万円の手品道具に纏わるお話です。


いやいや正確に言うと、15万円分の手品道具のお話です。


相変わらず前置きが長くなりましたが、お読みください。



うちのマジックバーでは手品道具も売ってある。

(*既に俺はこのマジックバーを引退しております。)


1000円くらいのものから数万円するものまで・・・・・


ある日のこと。


お店でママが商品である手品道具を片っ端からカウンターに並べている。


「どうしたんですか!?」


今から客が来るかもしれないというのに一体何事だ!?


「昨日ね~ お客さんが手品道具を売ってくれって頼まれてね。いくら分だと思う?」


その様子から察するに結構な金額だろう。5万?8万?


「なんと・・・・・15万!手品やってる人って金持ちだよね~」


*正確に言うと手品にハマると金銭感覚がマヒするのである。



15万!?



5万円くらいなら購入することはあるが、さすがに15万円ともなると自分にも記憶は無い。



何者なんだ!?


ただのマニアにしてはやりすぎだろう? プロか?


まぁプロなら、こんな所では買いませんけどね。


どんな人か聞いてみた。


詳しい年齢は分からないが、年齢は20代前半くらいか。


当時の俺の年齢が21歳くらいだった。


その人は地元の人間で最近、手品に興味を持ったらしい。


噂でうちのお店を知って今回やって来たというわけ。


一人で・・・・・


ま~全国どこでもそうだと思うが、一人でマジックバーに入ってくるツワモノはそういない。


間違いなくマニアな人です。


彼もその一人。



ママと一緒になって15万円分の道具を揃える。


「ねぇカレリスタ!これいくらにしようか?」


それは普段なら3000円程度で売っている商品。。。。


「5000円でいいか!」


..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!


5000円。。。



それって完全に詐欺なのでは?


*もう10年以上前の出来事なので時効ということでお願いします。


うちにある手品道具は師匠が手作りで作成しているものが多数ある。


値段はあってないようなもの。


そもそもタネが高いのである。


材料費だけ考えたら100円くらいのものが数万円で売れる世界なのである。


値段で文句を言う人は買ってはいけない。



値段など、その場の雰囲気などで適当に決めることもあったので。


ママが5000円と言えば5000円なのだ!



師匠はマジシャンであって、経営には疎い。


店にママが来ていないとき、師匠は平気で1000円でいいぞ!何て客に言ってしまう。


ママがいなかったら絶対、潰れてるな・・・・このお店。


その分、ママが超厳しい!


ママはこういったところで、お金を稼いでいるのです。


これ頼んだ人はとっても可愛そうです。


そんなこんなで15万円分のセットを作成。


ママは満足気!


「これだけあれば、15万でも安いでしょう。」


俺からすると10万でも高いと思うのだが・・・・・


ちなみに近隣にある某デパートにもマジックショップがあるのだが、そこで同じものを買うと20万は下らないと思う。


そう考えたら、まぁ暴利というわけでもない。


もう少し店に通っていただいて、俺とかに直接、交渉してくれれば、アドバイスとかもしてやったのに・・・・


そして、その人は嬉しそうに15万円分の手品道具を持って帰ったらしい。


終わり。



一体、注文した人は誰なんだ!?


その人の名はカズ。


それから5年後、その人と一緒にフルマラソンに挑戦 し、一緒にテレビに出演する(ローカル放送だけどね。)ことになるとは夢にも思わなかった・・・・・・