その運動前の頭の使いすぎ、トレーニング効果を下げているかもしれません
トレーニング効果を下げる要因は、睡眠・栄養・時間帯など様々あります。
今回はそれ以外の、見落としがちな行動についてお話しします。
現場でカウンセリングをしていると、「仕事で頭を使った後にジムへ来た」という方によく出会います。実はこれ、トレーニングのパフォーマンスに影響が出ることが分かっています。
結論:頭を使う作業の後は、挙上回数が最大15.8%低下する
認知的な作業(頭を使う作業)をしてからトレーニングをすると、挙上回数(トレーニングボリューム)が、普段のトレーニングと比較して最大15.8%も低下するというデータがあります。
つまり、頭を使うことで、同じ重量を挙げられる回数が落ちてしまうということです。
なぜ、パフォーマンスが下がるのか
頭を使う作業をすると、「我慢する力」を担う脳の前頭前野が疲労します。
その結果、「きつい」と感じる感覚(主観的運動強度)が上がりやすくなり、限界まで追い込めず、挙上回数が減ってしまうと考えられています。
一方で、瞬発的なパワーや一瞬の出力は、この「きつさ」の感覚に左右されにくいため、モチベーションや瞬発力への影響はありませんでした。
だからこそ、順番が大切
だからこそ、頭を使う作業の前にトレーニングを行うのがおすすめです。
一見、トレーニング後は頭を使う作業のパフォーマンスが下がりそうに思われますが、実際は運動後の方が頭がクリアになり、作業効率がアップすると言われています。
仕事や勉強の予定を調整できる方は、まずトレーニングから。トレーニングも、仕事も、勉強も、全部のパフォーマンスを底上げできます。
保存して、トレーニング前のルーティンに取り入れてみてくださいね。
出典
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Queirós et al. (2021) "Mental Fatigue Reduces Training Volume in Resistance Exercise" Perceptual and Motor Skills
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Alix-Fages et al. (2022) "Effects of Mental Fatigue on Strength Endurance: A Systematic Review and Meta-Analysis" Motor Control
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