実家の親は、この時代にパソコンも全くできないし、スマホ的なものも持っていない。
仕方がないので数年前に簡単な仕組みの携帯を一台契約して親父に送ったのだけど、結局いつも家に置いてあって、ほとんど繋がったためしがない。
青森で24時間テレビの仕事をしたときに親が観に来るというので、
「連絡が取れるように必ず携帯電話を持ってきてくれ」
と頼んでいたのだけど、結局その携帯は家から持ってきたのに今度は車の中に忘れられて放置され、誰一人出ることはなかった。
いや、家から車に場所が変わっただけか。
その時はアシスタントが駐車場を走り回って探したのである。
一度、親父が東京に来た時、池袋のジュンク堂書店で待ち合わせをすることになった。
ところがまた携帯が繋がらないため、地下1階地上9階、売り場面積は約2000坪を誇る超大型書店を上から下まで全部3往復ぐらいして探す羽目になった。
結局それでも見つからず、約1時間以上探して汗だくになり棒になった足を引き摺っていたら。
最終的に本売り場にはおらず、書店内に併設されている空調のよく効いた喫茶店において優雅に読書を楽しんでいる親父を見つけ、あやうくスーパーサイヤ人に覚醒するところであった。
そのくせ、親が家にいるであろう時間帯に試しに携帯の方に電話をかけてみると普通に出たりする。
いや、もはや子機だろ単なる!
そんなわけで、携帯されない携帯電話を持っているせいでいつもこちらはひどい目に遭っているのだけど。
先日はまた、母親がトンチンカンなことを言っていた。
やっぱり孫の写真とか見たいのかなあと思ったりするわけだが。(実家がある青森の親は、こういうご時世なのでまだ子供の顔は見ていないのである)
デジタル的なことが一切できないので、子供の写真を送ろうにもメールとかLINEとかそういった手段は使えない。
そこで、『デジタルフォトフレーム』という、要は写真を一方的に送り付けることができる仕掛けがあるので、それを実家に置いて利用している。
フォトフレームで写真を見た親が、その感想を電話で伝えてくるというものすごい残念なやりとりが如月家では繰り広げられているわけだ。
で、母親が言ったセリフ。
「最近、こういう孫の写真を、テレホンカードにして配るみたいなことが流行っているらしいわよねえ。」
いや、もうテレホンカードとか見たことねえわ最近!!
公衆電話もどんどん取っ払われて、新幹線とかホテルとかで謎の空間がたくさんできてるわ!
おふくろの頭の中では、未だにテレホンカードが健在なようである。
※追記
不断の努力の結果、最近親父がショートメールだけはできるようになりました。
例:「荷物とどいた゜」
なんでだ!
普通に句点打つよりむしろ「た」に半濁点打つ方が難しいだろ!!
ココ丸が
「つっこみうるさいぞ」
と言ってますね(笑)
~復活まであと86日(予定)~
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