何日か前の話なのですが。
クライアントさんの会社まで打ち合わせに出向きまして。
少し早く着いたので、受付横のソファーでしばらく待っていてほしいとの話で、待機していたところ。
「ってか、マジシャン来るってwww」
「よくわかんないよね、何しにくるんだろw」
「社長、そういうの好きだよねーw」
という話をしながら、数人の社員が如月の横を通っていった。
まあ、こういうことだ。
社長さんが以前如月のマジックを観て大変喜んでくださり、今回如月を呼んでくださった。
ところが、現場の社員さんたちは、「マジシャンが来るから、打合せしといて」としか聞かされていない。
だから、おそらく今さっきまで、当日の流れを打ち合わせしていた。
ただ、マジックの部分だけ全くよくわからない。
○○時にマジシャンが来ると聞かされてはいるが、少し早いからまだ来ていないだろうと安心して、そんなことを言っていたのだろう。
確かに、マジシャンという人種は、普通に生活している限りでは、あまり会うことはないタイプの人間である。
マジックバーとか、マジックレストランとか、そういうところにでも行かないと、もしかしたら一生会う機会がないかもしれない。
なので、よくわからないという気持ちは理解ができる。
でも。
だったら、せめて会社の中の、間違いなく社員しかいない空間で悪口でもなんでも言えばいい。
受付のソファー横という、まだ開かれた空間でよくそんなことが言えたもんだなと。
ちなみに、そのうちの一人はどうやら目が合って如月だとわかったらしく、こちらの顔を見た瞬間に顔色が変わり、逃げるように会社に入っていった。
だから今、いつもより燃えてるんですよ。
あんたらが
よくわからない、
社長がそういうの好きだから呼ばれただけの、
マジシャン来るってwww
などと評した人間が、
どれぐらいパーティーを盛り上げることができるか、見せてやるからな。
人のことをああだこうだ言うのならば、仮にその人が目前にいたとしても言えるようなことしか言わない。
裏で悪口、表ではヘラヘラとか、そういう奴ばっかなこの業界の中で、そこだけは絶対に守っていこうと思いました。
気分悪いので、実家の美人三毛猫、キュウちゃんの動画でも見て機嫌直します。
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