ご存じの通り、先日、ナポレオンズのボナ植木さん、植木さんのご子息の三遊亭好の助さんとご一緒にお仕事をさせていただいた。

ショーが終わったあと、何名かのお客様から、「名刺をもらえないか」とおっしゃっていただいた。

ただ、今回は如月のショーではないし、如月が普段仕事をしている場所ではない。

勝手に名刺をお渡しするのはマナー違反だと考え、まずは植木さんにお伺いを立てて、その上で名刺をお渡しさせていただいた。

念のために言うと、植木さんは、如月が仮に、乞われるままに名刺を渡したからといって、怒るような方ではない。

ただ、ものすごく細かく気が利く方なので、如月も最低限のことをしたというだけだ。

そしたら、年末の植木さんのブログで、そのことに少し言及してくださっていた。

自分がした、ほんのちょっとしたことが、相手の心にしっかりと伝わっているというのは、とても嬉しいことである。

ちなみに、「如月さんが今常識のある行動を取れるのは、おそらく若い頃は生意気だったと想像できる(笑)」のくだりは、あまりにも当たりすぎていて笑ってしまった( ´∀`)おっしゃる通りで面目ないです(>_<)


以前如月の単独ライブで、勝手に自分の名刺をばらまいている後輩マジシャンがいた。

嫌な気分になった。

あれ以来、勝手にそういうことをするのはやめようと思った。

ただ、そういう嫌な思いをしたからこそ、人にそういうことをするのはやめようと思えたのかもしれない。


老害如月が、よく後輩のマジシャンに言っていることがある。

「気を遣えないことが怖いんじゃない。気を遣えないことが当たり前になると、相手が気を遣ってくれたことに気づけなくなる。それが何より怖いんだ」ということだ。

せめて、人の気遣いには気づけるように、常に心のアンテナだけは張っておきたいなあと思う。


なんてこと言っているが、今でも、ああ如月は何て気が利かないんだろうと思うことばかりである。

今日も、ココ丸は海苔を食べたかったのに、ハムをあげようとして嫌われてしまって深く反省しているところだ。

明日は少しいいことがあるので今から楽しみです。