モロッコに行ったとき、ものすごく懐かしい気持ちになった。

特に、ジェラバという民族衣裳を着ている街のおじいちゃんの横顔。

その姿を観て胸がきゅんと鳴った。


モロッコではたくさん魅力的なものに出逢って、今を語るには欠かせなくなった場所。

その中でも、すごく好きになったもの。

タジンという料理と、タジン鍋という器。



もう一度赴き、担いで帰ってきたいけれど、なかなか行くことができないでいる。

数年前からなんだかブームになったタジン鍋も、

今はどこでも手に入るしデパートでも売っている。

いろいろ見てみたけど、、モロッコのタジンがやっぱりタジンなの。

「とんがり屋根」のような”カタチ”がとても恋しい。

あの、イスラミックの絵付けや色味も。

どうしても、どうしても、近くに置いていたいなあ。





それならば作ってしまおう。

今となっては少しぽやんとなった記憶を辿って切り取って、

それに、こうであったらいいなの要素を+しよう。

ちゃんと火にかけれるように耐熱の土で。

蓋をとったらタジンじゃなくても面白い。

魔女の宅急便のおばあちゃんのニシンのパイも、焼けるかも。

いろいろ使えるタジン鍋を作ろう。


$Ladrona de Bonita

Mt.タジン

底に手のひらが3つ分入るビッグサイズ。













大学時代は工芸科で織三昧だったから、土に触ったのはわずか数ヶ月だったけれど

いつかもう一度やりたいと思っていた。

大学1年生の時に、染、織、ガラス、陶 の4つの授業を全てうけて、2年生から専攻を選ぶ。

当時、ああ、わたしは陶芸のセンスはないな、と思ってきっぱり迷いもしなかったし

結果、織を選んだのだけれど、今になって陶芸マジックにハマっています。

”無”になっている時間

土を触っていると、なんだかとても気持ちいい。

終わった後は汗をかいているんだけど、スカっと!する感じ。




$Ladrona de Bonita

素焼きの後、トップ部分にガラスの欠片たちをふりかけて、本焼きです。

ガラスの壊れそうな透明感と、土の落ち着いたどっしりな感触。

合わさるとまた別な空気が流るる。
 

このタジンを成形する時にとことんこだわったのは、シルエット。

なんだか富士山みたいだな、、と思いながら手や道具で形作っていった。






$Ladrona de Bonita


お山を開けたら美味しいタジンがぐつぐつできあがりだよ~♪

お家の中より、テントの中でパーティーがしたいな。

展示会中はお菓子をいれていたので、まだ火にかけていない!?

という、、、挑戦感たっぷりです! きゃ~


大学時代からの古友たちに、とても素晴らしい陶芸作家さんがいっぱいいます。

下北で念願のお店を開いたり、フランスから奈良に住んで釜を持ったり、

銀座で展示会をずっと続けていたり、それぞれの個を持ってしっかり人に伝えることをし続けている。

育児があってちょっとお休み中の子もいるけれど

きっとこどもが大きくなってきたら一緒に土を触れるんだね。すてきだな。

そんなみんながすごいなぁ~って思う。大好きなのと、敬意と、両方です。





まだ火にはかけていないこのお鍋ですが

勇気のある方、タジン実験パーティーしませんか☆