大人バレエにおいてはターンアウトは最大といっても過言ではない課題だと思うのです。だからこそ「できなくても仕方ない」って思ってしまったら、そこで試合終了。
「できるか、できないか」じゃない、「(できなくても)するか、しないか」で臨まないとな、と思うのです。
が、バレエを始めたころは、ターンアウトの必要性もそれほど自覚しておらず、2021年に出た初めての発表会の練習で、先生から「お客さんは足見るから、きちんとターンアウトしてね!」と注意されていたのですが・・・
正直、「足見る?どういうこと?」と、思っていたのですせっかくバレエ観に来て、足見るって・・・??足フェチ?
でも、バレエ歴も2年を超えたくらいから、気が付けば自分もバレエのDVDとか見ると・・・
足とか脚とかガン見するようになりました。
あの時、先生が言っていたことは、こういうことか!と。おそらく自分もターンアウトを努力するようになり、幼少から始めた人も、生まれもって恵まれた体型の人も、努力の上にターンアウトがあるのだ、と思うようになったからなのだと思います。
リスペクトと羨ましさでついつい見ちゃう!!!
同じような感覚で言うと、自分が20代の頃は、吉永小百合さんとか加賀まりこさんとか夏木マリさんがチヤホヤされてるのって、正直よくわからなかったんですよ。
「えー、そりゃ、女優さんだもん、綺麗なの当たり前じゃん」って思ってたんです。
でも、自分が40過ぎたら、40過ぎて綺麗な人は努力の賜物なんだな、って分かりますよね。
自分もああやって年を重ねられるか、って思ったら、そんなのは到底無理だ、と分かった時点でリスペクトしか無くなるじゃない?あんな感じに近いのではないか、と。
一度でもその難しさを体感した人にとっては・・・「努力の賜物」として、ついつい見ちゃうのかな、と。
たまに足を見過ぎて、作品の全体像を見落とす時あるけど
この動画で、やまちゃんが「内股だから、疲れてくると内股になっちゃう」と言ってて、びっくりしたもん。
普通に常にターンアウトしてるようにしか見えないけど、プロも努力してターンアウトしてるんだっ!って思って、自分も四の五の言わずに頑張ろう、って思えました。