日時:2024年8月2日

会場:ミューザ川崎

指揮 :ジョナサン・ノット
新日本フィルハーモニー交響楽団(コンマス:崔文洙

S席 5,400円(割引後)

2CA-3-0番台

 

<木管トップ>
フルート:?
オーボエ:岡北斗
クラリネット:?
ファゴット:河村幹子

<金管トップ>
ホルン:日高剛
トランペット:山川永太郎
トロンボーン:山口尚人

 

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024

新日本フィルハーモニー交響楽団

 

【プレコンサート】

モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番・ニ短調 K.421から第1、3、4楽章

(Vn:崔文洙、丹羽紗絵 Va:安藤裕子 Vc:佐山裕樹)

 

マーラー 交響曲第7番・ホ短調「夜の歌」

 

当初は井上道義さんが指揮をされる予定だったのですが、降板となり、その代役がなんとノットさんに。

これには驚きました。年内での引退を表明されている井上さんの指揮を拝見するのはこれが最後かもしれないと思っていたので、それはそれですごく残念なのですが、東響以外を指揮されるノットさんがどんな音楽を聴かせてくれるのか、それはそれですごく興味があります。それにしても粋なことをしてくれましたね。

ノットさんが代役を引き受けてくれたのもすごいですが、曲がマーラーの7番。こんな大曲を変更せずに引き受けてくれるのもすごい。しかも、過去に1回も指揮したことでないであろう初めてのオーケストラ。わくわくしながらミューザに来ました。

平日昼公演なので、午後休暇をとってやってきました。マーラー好きの似たような男性がたくさん来ていました。プレコンサート後の2F男性用トイレの列がエグいことになっていました。左サイドの2CAへの入口に向かう角を列が折れ曲がったのを初めて見ました。


果たして実際の演奏はどうだったか。

ノットさん独特の緩急のメリハリをつけた曲作りはオケが違ってもしっかりと実現されていました。ゆったりとしたフレーズからアクセルを全開させて追い込んでいく盛り上げ方はやはり興奮させられます。

ただ、今日の演奏は興奮はしても感動がありませんでした。

管に際立ってよかったと思えた奏者がいなかったというのもあるんでしょうが、やはり弦の音が物足りなかったというのが一番の要因だと思います。16型(Vc-1  )対向なので数は揃っていたのですが、音に厚みがないので曲全体のスケールが大きくならない。もちろんここぞという時の弦のうねりがないので、どうも物足りなく感じてしまいました。


でも、ノットさんの指揮でマーラーが聴けて大変満足です。午後休暇を取ってまできた甲斐がありました。フライングブラボーはいただけませんでしたが、お客さんの反応も上々でした。


明日もミューザ。

吹奏楽とパイプオルガンのダブルヘッダーです。楽しみ。