日時:2024年7月27日

会場:ミューザ川崎

指揮:ジョナサン・ノット

東京交響楽団(コンマス:景山昌太郎<客演>)

S席 5,400円(会員割引)

2CA-2-0番台

 

<木管トップ>
フルート:竹山愛
オーボエ:荒木良太
クラリネット:吉野亜希菜
ファゴット:福井蔵

<金管トップ>
ホルン:松坂隼(読響)
トランペット:ローリー ディラン
トロンボーン:鳥塚心輔

 

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2024

東京交響楽団 オープニングコンサート

昨年の衝撃を再び!ノット×チャイコフスキーⅡ

 

チャイコフスキー 交響曲第2番・ハ短調「ウクライナ(小ロシア)」 op.17[1872年初稿版]
チャイコフスキー 交響曲第6番・ロ短調「悲愴」 op. 74

 

サマーミューザ2024が開幕しました。

ホール前の広場で行われる恒例の開幕前のファンファーレを久しぶりに鑑賞できました。
昨年はお昼を食べている間に広場が一杯になってしまい鑑賞できず。今年は30分くらい前に行ったら、前から2列目を確保。しかも真ん中に近い位置という好ポジション。
メンバーに続いてノットさんが颯爽と現れ、タクトが振られる。
これは凄かった。迫力満点。しかもすぐそこにノットさんがいる。もうドキドキてした。
ちょっとスマホの操作を誤り、冒頭を録画し損ないましたが、宝物にしなければ。ファンファーレ自体もすごく好きな曲だし、何度も聴き直すことになりそうです。


ファンファーレの後、1時間ほど時間があるので、ラゾーナに行ったら、ガリガリ君のイベント中でサンプル品が配られていたので、炎天下を7~8分並びましたがゲット。暑い日だったので生き返りました。


開幕コンサートは、ノットさんによるチャイコフスキー。
前半は2番。
あまり馴染みのある曲ではないのですが、ノットさんが振ると曲がキビキビと息づいて聴こえてくるのが不思議。
途中、ちょっと眠くなったりもしましたが、ラストの畳みかけるかのような盛り上げ方はさすが。とてもエキサイティングでした。


後半は「悲愴」。

緊張感漲る弦の音が充実していた。編成は14-13-12-10-8の対向。相当気合いが入っていて、弦の音を聴くだけでも満足。

木管のソロもそれぞれ渋みが溢れていてよかった。ただ、第1楽章の盛り上がる直前のファゴットの大事なソロが1小節分位音抜けてしまい、メロディーが途切れてしまいました。生身の人間が吹いているのでこういうこともありますよね。CD用にだと思いますが、レコーディングしていた様子。こういう場合どうするんでしょうね。

そんな些細なことはともかく、弦管打のバランスが絶妙で、第3楽章もしっかりと盛り上がりました。逆に言うと意外性がなかったとも言えると思います。

なお、第3楽章の終わりで小さい拍手が数か所上がったことを報告しておきます。そういえば、前半で鳥の声みたいなのが2回ほど後ろの方から聞こえた気がします。ローマの松の鳥のさえずりみたいな音でした。

第4楽章はとにかく弦が美しかった。じんわりと心に沁みました。


今回のサマーミューザはセット券は購入せず、興味のあるものだけ単券で購入しました。それでも計7回を予定しています。暑いですが頑張って通おうと思います。