日時:2024年6月8日

会場:ミューザ川崎

 

指揮:ユベール・スダーン

東京交響楽団(コンマス:小林壱成)

S席 4,875円(年間セット券)
2CA-2-30番台

 

<木管トップ>
フルート:相澤政宏
オーボエ:荒木良太
クラリネット:エマニュエル・ヌヴー
ファゴット:福井蔵

<金管トップ>
ホルン:客演
トランペット:澤田真人
トロンボーン:鳥塚心輔

 

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第198回

 

ベートーヴェン 交響曲第6番・ヘ長調「田園」 op.68
ベートーヴェン 交響曲第4番・変ロ長調 op.60

 

今日はベートーヴェンの交響曲を2曲というプログラム。

しかも6番と4番って・・・。

単券ては絶対に買わないプログラム。

これは間違いなく寝ちゃうだろうなと思いながら。


前半は田園。

スダーンさんは指揮台なし、指揮棒なし。全身を使って東響をグイグイ引き付ける。

すごくキビキビした演奏でした。ただ、ヴァイオリンの旋律が歌うようにではなく、しっかりとした弾き方で、個人的にはモヤモヤ。

なんてことを考えているうちにやはりスヤスヤ。

嵐の所で目が覚めました。清水さんの激しいティンパニの音が印象的。そこから先はちゃんと起きていました。

モヤモヤもありましたが、全体的には躍動的な弦(14型)をはじめとして生き生きとした曲に仕上がっていたと思います。ただ、ホルンがここぞという時にミスったのはいただけなかった。


後半は4番。

スダーンさんの指揮スタイルは前半と同じ。

ただ4番の方が曲作りがはまった感じ。より一層推進力が増し、活力が漲っていた。

素敵な木管の音が彩りを添え、なかなかの名演奏に仕上がっていたと思います。そのため、後半は睡魔に襲われることなく曲にのめり込むことができました。

たまに聴くとベト4もいいものですね。


とはいえ、もう少し刺激のあるプログラムを望みます。