日時:2024年2月18日
会場:すみだトリフォニーホール
指揮:水村怜央
FAF管弦楽団(アマチュア)
1F 26列0番台
FAF管弦楽団第65回定期演奏会
ムソルグスキー 歌劇「ホヴァンシチーナ」前奏曲(モスクワ河の夜明け)リムスキー=コルサコフ版
チャイコフスキー バレエ「眠りの森の美女」組曲
チャイコフスキー 交響曲第5番・ホ短調 op.64
(アンコール)チャイコフスキー くるみ割り人形からロシアの踊り
1曲目は「ホヴァンシチーナ」。
この曲はまぁ、何という印象が残らないまま、あっという間に終わってしまいました。
2曲目は「眠りの森の美女」。
一転してオケの音が活き活きとしてきました。
やはり手探りで演奏するよりは、メジャーな曲の方が自信を持って演奏できるということなのでしょうか。
弦の音が全然違って聴こえてきます。曲の雰囲気もあるのてしょうが、明らかに厚みが違いました。
金管にトランペットとトロンボーンが加わったことにより、音に広がりが生まれ、聴いていて心地良い。
トランペットのトップの音が伸びやかで、曲に彩りを加えていました。
後半はチャイコの5番。
冒頭のクラリネットかうまい!2本で吹いているのにちゃんと1本で吹いているかのように聴こえた。お見事!
その後もクラリネットは柔らかくて温かい音色で楽しませてくれました。
第2楽章のホルンのソロは無茶苦茶うまいというわけではないものの味わいのあるメロディーを披露してくれました。
弦も眠りの森と同様、時折中低音の音程の乱れはあるものの快調で、終楽章は情感たっぷりに弾き切りました。
トランペットは、前半とトップが変わった気がしますが、こちらでも気持ちよく吹奏され爽快感たっぷり。次回の定演ではマーラーの5番を演奏されるそうですが、大いに期待できそうです。
フィナーレは元気一杯。いい演奏だったと思います。