日時:2021年8月6日
会場:ミューザ川崎
指揮:アンドレア・バッティストーニ
ハープ:吉野直子
東京フィルハーモニー交響楽団(コンマス:近藤薫)
S席4,500円(会員割引) 2F 2CA-1-30番台
<木管トップ>
フルート:斉藤和志
オーボエ:加瀬孝宏
クラリネット:アレッサンドロ・ベヴェラリ
ファゴット:チェ・ヨンジン
<金管トップ>
ホルン:高橋臣宜(前半は齋藤雄介)
トランペット:野田亮(1,3)、川田修一(2)、古田俊博(4)
トロンボーン:中西和泉
フェスタ サマーミューザ 2021 KAWASAKI
ヴェルディ 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 序曲
レスピーギ 組曲「シバの女王ベルキス」
ニーノ・ロータ ハープ協奏曲
(ソリストアンコール)トゥルニエ 朝に
レスピーギ 交響詩「ローマの松」
エキサイティング!
東京フィルはバッティの時の方が断然いい。先日のミョンフンのブラームスは統制が取れ過ぎていてどうにも面白味がなかった。
シチリア島から生き生きとした音が溢れ出てくる。今日の弦は純正の14型だが、すごい厚い、いや熱い。金管も鳴らす鳴らす。
シバの女王はまだ前半なのに全力投球。楽しくて仕方がなかった。フィナーレはバンダにTp2本が加わった。
ハープ協奏曲は、他の3曲に比べると物足りなかった。吉野さんのハープはもちろん素晴らしいのですが、これと言う見せ場がなく。ソリストアンコールの曲の方が曲が素敵だった。
最後はお待ちかね「ローマの松」。
ベヴェラリさんのClの長いソロも良かったけど、この曲はやはり音圧を感じられるかどうか。
バンダは左にTp2本、右にTp2本+Tb2本。
昨日のマラ5も良かったけど、音圧では東京フィルの貫禄勝ち。堪らんかった。フィナーレは気持ちが爆発し涙がドバー。コロナが始まってから断トツの音圧を感じることができました。
それでも2年前の同じサマーミューザでのギルバート=都響のローマの松は超えられなかったですが。あの演奏は凄まじかったなぁ。今でも忘れられないです。
バッティの指揮、細かい所にもこだわりを感じました。アッピア街道で、バンダを最後だけじゃなく、効果的に使ったり、ボルゲーゼ荘で、Tpのソロを舞台袖から吹かせていたのも良かったなぁ。
演奏後にオリンピックの結果を見たら、サッカーは残念でしたが、空手とレスリングで金メダル!
女子バスケは何とまさかの決勝進出が決定!日本人の体格でよくぞここまで。夢のようです。
そして、スポーツクライミングでは地元の野口選手が銅メダル!それまでの経過がもうひとつのようだったので諦めていたのですが、最後で大逆転だったのかな?よくわかっていないのですが。本来ならパレードものの快挙なんでしょうけど、コロナじゃできないですね。メダル見たいなぁ。メダルといえばどこかの市長が金メダルをかじって大ひんしゅくかってましたね。感染予防を呼び掛ける立場の人が、かじった上に消毒もせずに手渡しで返すとかあり得ないし、見ていて気持ちが悪かった。だいたい、あのメダリストがかじるのを見るの好きじゃないんですよねぇ。あんな習慣、いつから始まったんだろう。これを機にやめればいいのに。
オリンピックでも随分泣かせてもらったなぁ。
音楽もスポーツも感動させてくれるのって素敵ですね。