日本に住み始めて半年以上がたった。
当初夫の希望は、最初の三ヶ月くらいは日本語学校に通って少しでも日本語の基礎を身につけたいとのことだったので、札幌の日本語学校を調べて実際に問い合わせたりもした。が、結局私の地元に落ち着くことになり、そこには日本語学校はないので学校の話は立ち消え。
なので仕方なく、言語学習アプリやYouTubeなどでコツコツと独学で勉強していた夫。
いや、私が教えればいいじゃんと思うかもしれないが、これは相当な忍耐力と気力がいると思う。
夫とはいえ、一から人に言語を教えるっていうのは本当に根気のいること。
日常会話も英語でするのがお互いにストレスもなくスムーズにいくので、家の中ではなるべく日本語で、というのも定着せず。
ということでとことん独学でやってもらった結果、現在の夫の日本語力。
ひらがな・カタカナ→読み書きできる。
漢字→小学校一年生が習うレベルの”山”とか”田”など簡単なものが読み書き可能。
聞き取り→単語をひろって何の話をしているのかguessする程度。
スピーキング→いまいち。単語は結構覚えたけれど、文章にして話すことになると急に”わたし、行く”とか”牛乳、買う”とかの二単語のみになってしまう。
会話では、夫は、わかっていなくても、guessして”うんうん”とか、”ふーん”とか言って反応してしまうので、相手も夫が理解していると勘違いして、それで行き違いがあったりすることもあった。
誤解をうむし、良くないんだけれど、でもこれ、私がニュージーランドで暮らしていた時もやっちゃってたな。いちいちわからない単語や、聞き取れなかった場面に出くわしたりしても、いちいち会話を止めて”それ、どういう意味?”とか、”今、なんて言ったの?”とか、”こういう意味で合ってる?”とか聞いてたら会話にならないので、なんとなくこういうことを言っているんだろうなと思ってうんうん、と聞いて流してしまう時がある。
相手の話していることを一字一句全て理解するっていうのはハードルが高いことだよなぁ。
最近はミャンマー人の友人の紹介で、プライベートで自宅で日本語教室をやっている女性と知り合うことができ、夫は週に一回通いはじめた。
ちょっとした宿題も出て、頑張っている。
先生おすすめの日本語教材の本も購入。
ある日、出先で夫が「売」という字を見て、「この字、上下逆にしたら違う漢字になるよね!?」と言ってきた。
え?上下逆??私にはちんぷんかんぷん。
夫が調べた結果、それは「空」だった。
「売」と「空」
うーん、夫からすると漢字も全く違うデザインに見えているらしいので面白い。
あと、服屋さんなどにいくと店員さんが「どうぞご覧くださーい」と言ったりするのを聞いて以降、夫はプラプラとウィンドウショッピングをする時、「ちょっとご覧しよう」とか、「ここ、ご覧する」とか言うようになった。
使い方間違っているが、こういう間違いは私が英語を話すときもめっちゃやっているんだろうなぁと思う。
言語習得の道のりは長いが気長にマイペースでやっていってほしい。
私も日本に来てからというものの、簡単な英単語もとっさに出てこなくなってきているので、英語学習アプリでもやってみようかな、と思う今日この頃。
最近食べたランチ
ベトナム料理店にて久々にフォーを食べた。パクチー大好き。

