1月に日帰りでCVポート留置術を受けてきました。

腕の静脈が細くてなかなか針が入らなかったからです。

再発して点滴の抗がん剤治療が始まったもうすぐ4年前から腕の静脈は細かったんですが、なぜかやってませんでした。

たぶん最初のシスプラチン+アリムタの時は長くて6時間ぐらいかかったんですが、4回で終わったからかなぁ。

 

そういえばあまりに長時間だったので、外来の時間が終わってしまい、帰る頃には、映画かテレビのロケが始まりそうでした。前の病院はがん専門の病院っで新しかったのでけっこう映画やテレビのロケで使われているんですよね。土日は完全に手術とかもないので、手術室も貸してるらしいです。当時の主治医が「お金ないからね~」とか言ってました。

 

そしてアリムタ単剤の治療になって3年余りですが、アリムタだけなので、実質30分ぐらいで終わっちゃうので、肘の内側の太い血管で点滴してたんでした。

 

今やってるのは治験なので、時間がしっかり2時間以上と決められているので、肘のところでは無理。最初に血管細いんで、ポートも考えてます、と主治医に言ったけど、まあやってみましょう、ということっだったんです。点滴は腫瘍センターというところでやるのですが、看護師さんたちの負担にならないようにと主治医が針刺しやってくれました。主治医はすごく上手なんですが、なんと50%の成功確率で、青あざになること2回。ポートしましょう、となりました。

 

ポート留置術は放射線科でやるのよね、普通の手術室ではなくて放射線の処置室みたいなところで局所麻酔で1時間半ぐらいかかりました。あまり麻酔の効きがよくなかったので、私の場合時間がかかったみたいです。その後2時間ぐらいベッドで休養して日帰り手術は終わりました。確か1週間はシャワーだけで、ポート入れた場所はガーゼのままなので濡らさないように気を付けてました。冬なので、下半身だけ湯船につかったりしてました。シャンプーは洗面所で。抜糸もなく、一週間後診察で「きれいになってます」でした。

 

点滴はポートに専用の針を刺して、それを繋いで薬剤を入れます。専用の針は注射針よりも細くて、ちょっとちくっとするぐらいです。

 

ポート入れてよかったな、と思ったことは、まずは針刺しの時のストレスがなくなったこと。点滴の時に看護師さんに「ポート入れてます」と言うと「ありがとうございます」と言われました。看護師さんたちも針刺しはストレスなんですよね、そして2つ目は点滴中も両手が使えることです。トイレ行ったりするのもすごく楽だし、途中で飲み物飲むのも普通にできる。

 

いいことづくめですが、はやりポート入れてるのが皮膚の上からわかるので、これから首が開いてる服装とかだと目立つかな。病院には車を運転していくのですが、ちょうどポートの部分がシートベルトに当たる場所なんです。私はスヌード(丸いストール)を巻いて対処しています。これからの季節は薄手のスヌード必須かも。

そして治療の時にすぐに針させるように、Vネックや首元が開いたセーターやカットソーを買うようになってしまいました。思わぬ出費です。でも新しい服ってテンションあがるからいいけど。

再発してからテンションあがるように明るい色の服装を選ぶようになりました。年取ってくるとくすんだ色って本当にくすんで見えちゃうから。気分もあげようと思ってます。