モラトリアムってなんだろう。
聞いたことはあるんだがなあ。

そこで、調べられる21世紀だな!



肉体的には成人しているが、社会的義務や責任を課せられない猶予の期間。また、そこにとどまっている心理状態。

と、辞書が言っている。

心理状態においてはまさに:★★★★★



午前2時に自分がやっていることといえば、沢田研二の「時の過ぎ行くままに」を聞きながら三億円事件について調べ、きっとリアルタイムでその事件を知っている人も感じたであろうその犯人に対する憧れに近い感情を抱いていることだげ。

「悪魔のようなあいつ」を見る。


そういえば思い出す。



加齢、不思議な現象。



誇大妄想壁の人間が見る夢についてとても熱心に知りたがっている友人がいる。
その友人は私に、カマキリを食べる男の動画を勧めてくれた。
カマキリの頭を噛みちぎった習慣の弾けるような音が耳に残る。
私はお返しにあらゆる虫たちを食べることを生き甲斐としている人のブログを紹介した。

ブログを紹介してから3週間は経つ。
私は友人にブログを紹介してから後初めてそのブログを覗いた。

すると、まず友人の少ししゃくれ気味の顎が私の目に飛び込んできた、 
 写真だ。
その顎の稜線を辿っていくと、ぶつぶつとした舌の上で例の如くくねっている虫を見つける。
舌と顎をこちらに突き出し、上唇をめくりあがらせ前歯を5本ほど見せている友人の粘膜の上で虫は抵抗しているどころか、むしろ媚びているようだった。
背中から延びる薄ピンク色の突起のようなものをSの字にしているのがその証拠だ。

友人はピースをしていた。

虫は蝶か蛾の幼虫であると思われるがもうすでに完成された形態で、これから羽なんてつけてしまったら今の美しい形が台無しになると思った。
だからきっと、友人は食べたのだろう。


ブログには友人のことが賞功元帥、などというわけのわからぬ肩書きをもって紹介されていて、前の写真は友人が賞功元帥に昇格した際の祝いの席で撮られたものらしい。
私はいつのまに友人がそんな風に出世していったのか不思議に思う。

もう私が迂闊に近寄れない存在になってしまったのではないかという心配もあった。



というのも、友人の目玉にはいつのまにか白い部分が消え、黒目だけになっていたからだ。