双子が揃って産声を上げた事に沸き立つ両家の家族。
(暢気としか言いようがないです。アホです。)

その頃、婿殿はたった1人で新生児科の医師からのICを受け、多くの書類(しかも2人分)に次々と誓約の為のサインをしていたようです。

その内容は、絶望と言ってもいいくらい厳しいもので、婿殿はその夜全く眠れなかったそうです。
(暢気な私がその事を知ったのは、ずーっと後の事です。)
仕方ありません。
2人とも、28週で生まれ1,000gすら無いのです。

まずは24時間生きていられるか…。
そして、48時間…72時間…1週間と壁は続くのです。
脳出血
肺出血
消化器官の壊死
様々なリスク
すみません…後は記憶も記録もないです。

良く考えたら、自力で呼吸すら出来ない…。
あの時、私達が暢気でいられたのは、婿殿が1人で抱えてくれたから…本当に有難う。



姉662g



妹932g

可愛い双子の孫です。

「頑張れ」なんて言葉は出て来ません。
だって、これまで3人とも頑張らなかった日なんて1日だって無いんです。

続きます。