The Magellan -89ページ目
追憶が
雨に濡れて
輝いていた
ぼくらの過去?
それとも未来!
偶然を装っているようでも
影とも光とも判別できない時間が
たしかに漂う瞬間がある
不安より
少しだけ
大きい希望が
輝いていればいいと
きょうも思う
私たちには
かつて詩人オーデンが歌ったように
一人ひとりに
なじみの深い重荷と いうものが与えられているのだ
この星の自転する速度とか
日々の営みを支える根源的な力とか
ふるえる夕暮れの景色を見ながら
まだ何もわかっていないことを
一心に考えようとしている
失語あるいは過剰な言葉で

