The Magellan -26ページ目

The Magellan

Poetry Magazine Magellan 発行人のブログ




こんな日は

きみと歩きたいのに

今年の春はひとりの彼方へ

彼方へ





ついに開花。

咲き始めると早いですね。

今年の桜はちょっと悲しいけれど。


きみの意思は

剃刀のように

空をうすく削り

池の底に

はりめぐらす


そうやって

いつも日はけむる

きみと歩いた道を

何度も

記憶のなかで

ただ振り返っている

抜け殻のような自分


半年ほど前に、ショッピングセンターの中にできた無添加のトロピカルジュースのお店。

以前から少し気になってはいた。どちらかというと閑散とした日が多いようだが、ついに店内へ。

定年退職してお店を開業したとおぼしきマスターが一人と、真空管のチューナーとパイオニアの立派なプレイヤー、そして懐かしいレコードが並んでいて驚いた。

ジュースを注文したら、リクエストがありましたらどうぞということだった。

お話を伺うと、ブラジルに足を運んで、トロピカルフルーツの栽培法を学ばれ、自分のビニールハウスで栽培したものをジュースにしているとのこと。地産地消だ。

天候の違いで結実に時間がかかり、秋になってしまうなどのご苦労があるとのこと。

真面目すぎて商売っ気がないところがなんだかよい。

レコードもかなり古いものばかりだが、保存状態はよい。知っている歌手を探すのが大変で、ビリーバンバンをリクエストした。レコードには電子音では表現できない音の揺らぎがあって心に響く。
懐かしい曲が情緒のある音で流れてくると、涙を流すお客さんもいらっしゃるとか。

居酒屋ならぬジュース屋さんのカウンターでちょっと物思いにふけるのもよい。
話しをしていたら、なんと中学の大先輩であることが判明。

世の中は狭いものだ。