本当の青空本当の物語は、とうに終わっているのかあるいは、始まりでも終わりでもなく既知の扉を開く一瞬にさえ 、すべての不思議ときみの気配を感じるゆえに、きみはすべての焦燥を遺棄せよ遠い記憶の日々のただなかでひねもす海を見て過ごした名前のない季節と糧のない暮らしが再びきみを後ろ向きにするされど本当の一歩はまだ始まらないきみの震える背中流れる髪の炎花弁から透ける本当の青空きみはきっと懐かしい光のにほひに包まれる