記憶の渦素描そのわずかなバランスの違い待ちわびた渦の痕跡がゆっくりと胸に差し込む発光する丘過去に頼らない二足の長靴の足跡朝日の前に満ちてくる気歩み寄ると今にも崩れそうな零度の進化宛名が消えたレタックスを握りしめずっと影のまま寄り添う誰もいない道をひとりで歩くそれがきみの生きるスタイルだからあれは遠い日の運動会だろうか子どもたちの歓声が谷の底から湧き上がってくる丘の夢ひと夏の思いをひと筆で封印する きみの胸の渦の中で