青葉の季節朝、なにげにテレビをつけるとNHK短歌。詩人・作家の蜂飼耳が出ている。数年前に私の詩の雑誌に寄稿してもらったことがある。番組で彼女の好きな短歌が紹介された。食パンの耳をまんべんなくかじる祈りとはそういうものだろう (笹井裕之)26歳で急逝した笹井さんの歌集「ひとさらい」が話題になった。耳好きな詩人の選んだ歌は切なくも断念の力強さを感じさせる。