雪原 見えない昼に 擦れ合う 中空の脱輪 過ぎ行く日を悼み 薔薇の花びらを雪原に撒く まるで 演歌のような終わりよう 白い幕は一向に上がらないが 未来へのジグザグの道を幻視して 決まりきった速度で運転しようとする私の 失われた記憶を 盗撮しているような 空のまなこ