メリーメリークリスマス | The Magellan

The Magellan

Poetry Magazine Magellan 発行人のブログ

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いきなり蒼い光が通過し
きみを見失う
どこまで追いかけても
陽炎はやがて黄昏に変わり
すでに前世から決められたことが
決められた手順で
冬の木立に運ばれてくる
欺瞞だよ、欺瞞と霰が降ってくる
それでも
帰り道には明るい歌を歌おう
わけもわからず手を染めた
闇の渦巻く一角にも
やがて
気まぐれな雪が降り
メリーメリークリスマスと
無限の距離を旅してきた精霊たちが
冬の花火に見とれている
堕ちていくきみの罪を忘れ
審判の日もあっけなく過ぎて
あちらこちらの家の食卓では
復活の宴の準備が始まる