H21.6.5
先日、いま話題のエコカーに試乗した。ソーラーエネルギーを活用した換気システムや、停車した際の静粛性には目をみはるものがあった。
運転中、瞑想(めいそう)してはいけないが、そのあまりの静けさに、もし芭蕉ならどのような句を詠むのだろうかと思ったりもした。
ところで、近年、作家や詩人等が地球環境との共生やエコロジーをテーマに活動を行っている姿をよく目にする。
欧米にはネイチャーライティングというジャンルがあるが、自然と人間とのかかわりを省察する一人称形式のノンフィクション文学を指す。
博物誌や自然逍遥(しょうよう)がブームになっているが、『種の起源』を執筆したダーウィンもその源流とされているようだ。
私は、心が疲れたときは、ヘンリー・ソローの『森の生活』をよくひもとく。ソローは、アメリカン・ネイチャーライティングの父と呼ばれており、2年半にわたる森での一人暮らしの生活をつづった同書は、後の時代の文学者に大きな影響を与えた。
「ほとんどのぜいたくや、人生の慰めと言われるものの多くは、人類の向上にとってどうしても必要なわけではない」
きょうは環境の日。彼の言葉に触発されたわけではないが、そろそろ車がないと動けない自分の生活を見直すべきか。